2019年9月14日 (土)

BLV(牛白血病)ブユ(ブヨ、ブト)はどうなの?

BLウイルスを媒介する吸血昆虫として、アブやサシバエが主な対象になっている。

ガイドラインには、

 「BLV感染拡大の原因は、・・・、吸血昆虫(アブ及びサシバエ)の媒介・・・」

と書かれている。

じゃあ、他の吸血昆虫はどうなの?ってとこに行きつきますね。

で、気になるのはブユ。地域によってブヨ、ブト、と呼ばれるようです。

都会には少ないらしいですが、山や川、藪のある所には生息しているようです。

この虫は、口器で噛み切って吸血し毒素を注入するそうで、大変イタ痒いですね。

これがBLVを媒介するのか、家畜保健衛生所に確認してみました。

結果は、「媒介する」ということでした。

正確には、媒介する可能性が無いとは言えずリスクがあると。

しかし、「ブユがBLVを媒介する」というが文献が見当たらないということでした。

はっきりすることを期待してたのに残念でした。

実は私は、以下の文献に「水平感染(アブ、ブヨなど)による水平感染・・・」とありましたので可能性はあると思っていました。

・学術シンポジウム 北海道大学
 「増加傾向にある牛白血病の現状と対策~診療現場からの声に対して~」pdf

全国に存在する家畜保健衛生所ならそういった知見は供用され、何が良くて何がダメなのか、現場が疑問に思うようなことは先行して調べ上げて、イザとなった時に即座に判断対処する組織だと思っていましたが、正直残念でした。

で、このブユの厄介なところは、ほぼ一年中いるということです。但しこの地域ではですが。

正確には、2月頃から12月頃までいます。涼しい季節又は涼しい時間帯に出没するのでアブとは出現時期が違います。

冬でも暖かい日が続くと出てきます。真夏は朝や夕方の時間帯に。

なので、ここ南国と言われる地域では、吸血昆虫によるBLVの水平感染のリスクは長い期間さらされるということになりますね。

とはいえ、BLVをブユが媒介するかは疑問の残るところです。

口器に付いた血液が乾かない時間で、他の牛を吸血するのかです。

ブユの移動範囲は比較的狭く、吸ってしまうと近くの柱や壁に止まって動かないからです。

涼しい気温の低い血液の乾きにくい時期に吸血するので危ういですが、移動範囲が狭いので他の牛に吸血しに行くかどうかは分からないですね。

ですが、やはり文献にもあります通り、「BLVを媒介する吸血昆虫である」と認識しておいた方がいいのでしょうね。

 

因みに、じゃあダニはどうなの?ということですが。

文献にもあります通り、ダニは吸血すると離れてしまい、再吸血はしないようです。

なので、短期連続吸血はしないので、BLVは媒介しないそうです。

 

ということで吸血昆虫による水平感染ですが、実際に媒介するには、感染牛のウイルスの量によって、吸血昆虫の吸った血液にどれだけそのウイルスが含まれるかによる要因が大きくなります。

まだ、検査に躊躇されている農家さんにおかれましては、速やかに検査し、まずは水平感染を食い止めることが先決と思われます。

いまこのブログを読んで頂いている最中にも、久の母牛の隣に高ウイルスの感染した牛がいて、アブやサシバエやブユがウイルス入りの血液をチュ~チュ~チュ~してるかもしれません。

そう思うと、今夜は寝れなくなりますね。

«牛白血病(BLV)11月登録の「れれ」陰性でした。

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