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2007年6月

2007年6月30日 (土)

モーモー+新規就農研修Vol.2

2007/06/30

昨日、研修会が行われ行ってきました。前回出席したモーモーレディースの会合と、新規就農研修の現地見学会だった。午前午後で食事会を含んでの1日でした。

モーモーは前回も出席したのですが、女性のための研修会ということもあり、やはり多少の違和感を持ちつつの状況でしたが、他の参加者3人とその旦那さんも1人おられたので少しほっとしました。今回は女性指導士というベテラン5人の方との懇談も含まれており、ものすごい勢いでしゃべっていることに圧倒されつつ、その内容の濃いことと言ったら結構勉強させられる内容でした。もちろん牛のことばかりです。皆さん真剣に畜産やっておられるなーと感心させられました。やはり牛を養う技術的なことは旦那さん同氏がそれぞれ情報を共有してやっているのように見えて、実は裏で奥さん方の間で、相当の情報交換、共有がなされていることを実感しました。とても侮れません。

新規就農研修は今回2回目で、現地見学となった。地域で農業組合法人を結成して、地域ぐるみで一つの会社のように組織化されているところを見ました。地域の皆が土地を組合に提供し、その組織の中で社員のように畑仕事を皆でやっている様子は、これからの日本の農業の形態の一つだと思った。所有機械も見たこともないような巨大な機械で、個人ではとても買えないようなものでした。一台何千万が数台ありました。

次は27頭の酪農で乳牛を飼っているところでした。衛生状態、個体管理、飼料給与方法どれをとってもかなわない非常に整理された経営形態でした。やるべきことをしっかりやっている感じで、ショックでした。

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最後は50頭の和牛生産でした。ここは8年前に就農したというところで、国の補助を受けて牛舎を建てているとのことで、とてもしっかりした牛舎でした。やはり衛生状態もよく、牛自体も汚れていなく、我が家にも応用できるノウハウを得られた内容でした。

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やはり家で父からだけで得られる技術・知識だけでは得られないことも多くあることを今回の研修で再び実感するのでした。

2007年6月26日 (火)

かほ9産目、陸号

2007/06/26

初乳飲みであたふたした、かほ号の出産から3日目が経ち、現在元気に牛舎内を歩き回っております。よく見ていたいのですが、かほが向かってくるので遠くから見ているだけです。元気ならいいのですが。

分娩届を出産に伴い、農協に提出してきました。名前は「陸(りく)」号にしました。かほは平成8年の子年生れで、今回が9産目なので「ら行」から始まる名前で決めました。病気のしない元気な子に育ってほしいです。

次は8月に3頭出産予定です。楽しみですね。

2007年6月24日 (日)

かほ出産

2007/06/23

23日深夜、かほ号がとうとう出産しました。予定日を10日過ぎての出産で、子供も大きく結構時間がかかりましたが、現在は元気に母乳も飲んでいます。

ですが、出産までは結構順調にいったのですが、立ち上がるのも時間がかかり、結局母乳にまでいかず飲まないうちに疲れ切ってしまいました。本来なら、ここで助けに入って乳のところへ連れて行くところですが、このかほ号、子を守ることは人一倍?なので、近づこうものならこちらが突き飛ばされるので、見るだけだと父は言っていました。このままでは初乳なしになるので大変だということで、買ってきておいた人工乳を急きょ解凍し、母牛に身を隠すように扉の隙間から、子の口に入れてやりました。たいして飲んでいないのですが、母牛も暴れ倒すので、子にも危険が伴うのでここで一時退散し、様子を見ることとしました。子は乳を口に入れたことで少し落ち着いたのかしばし寝てしまいました。

こちらも一時休憩、他の牛に朝ごはんにしていると、いつの間にか、子は立ち上がり母乳を吸っていました。みんなでやきもきしていたのですがこれで一安心。初めての出産は結構大変なものになってしまいました。

でもよかったよかった。あーねむ。

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2007年6月23日 (土)

田植え

2007/6/22

本日田植えを決行。少々雨交じりの天気だが、後がないので。初めての田植え機に騎乗し、端から順に4条ずつ、全然真っすぐならないことに、いまいち納得せず無事完了。最後まで一筆書きのようにできたらいいのだが、やはり端々のほうが残るので途中バックを織り交ぜながらなんとかできました。田植え機ってかしこいなーとおもいつつ洗車して、また来年よろしくと。これからの管理も大変だー。

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2007年6月21日 (木)

田植え準備2

2007/06/21

今日しろかきをやった。こちらの地方、特にこの小さな土地では「よむ」というらしい。4mもあるロータリーを引っぱり出し、田んぼへ。隅から隅まで、何回も往復してクリーム状に。明日にはクリームは落ち着くでしょう。早速田植えですね。

機械がすることなので、仕事は大変速いんですが、泥が運転席まで飛んでくるので、背中や顔まで泥の斑点が。終わった後の機械の泥の始末も大変ですが、人間のほうも結構なもので。まあこれも仕事しごと。規模の大きな泥遊びでした。

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2007年6月20日 (水)

田植え準備

2007/06/20

雨が続いているので、動けないでいる今日この頃。さすがに結構な大雨だったので、ようやく田んぼに水が入りだした。周りの田んぼは今日早速田植え開始。我が家はというと、昨日水を入れだしたばっかり。今日には水は満タンとなり明日ぐらいからなんとかしろかきかなといった感じ。たったの一反しかないので、全然あせらず。

本来なら三反ある田んぼも、集団休耕で一反に。今年はお米を他の方から買う予定になった。でも父が言うには、たった一反の為に田植え機動かすのかと。確かに田植え用のしろかきするロータリーや、コンバインも今年一年間は、どれも稼働一日に。機械が無いと大変だが、1日使って、364日は使わないとなると、相当無駄な気がする。使った後の手入れが大変だー。

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昨日庭に、「かに」 がやってきた。雨に誘われてだろうが、これ以上ほっとくと猫やカラスもいることなので、川へ。でも川までは結構距離あるんやけどなー。

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2007年6月14日 (木)

農休日

2007/6/14

とうとう梅雨に突入しました。雨ばっかりです。雨になると、田んぼ、畑には機械が入れなくなるので、基本的には農休日となります。普段の生活では、土日は全くありませんので、基本的には仕事ぶっ通しになりますね。しまいに曜日の感覚は無くなります。でも、気持ち的にはあまり疲れることがないですね。自然の中での仕事ですし、仕事の合間にしっかり休憩をとっていくので。

今週は6月度のせり市が12日から開催されており、今日3日目を見てきました。若干相場が下がってきており、先月52万円ほどあった平均が、48万円位になっていた。夏になるとそのようなものだと聞きましたが、やはり活気が落ちるなーという感じ。受精してから出荷するまで20か月もかけてきて値が下がるのは、少々きついですね。そんな中でも、今日は130万円をつけた牛もいて、びっくりしていました。我が家は、来月に1頭セリ市の予定だ。先月、町の品評会に出た「さつき」号ですが、安かったら連れて帰って母牛になってもらいます。

ちなみに、本日出産の予定日を迎えた「かほ」号がいるのですが、まったくなんですけど。生まれたら投稿しよっと。

P1000193 つばめは生まれているんですけど。

2007年6月 9日 (土)

堆肥ふり

  2007/06/09

牛の世話の中にどうしてもしなければいけない重労働がある。糞の処理である。毎朝晩、牛舎から取り出し、堆肥小屋へ。牛は大量の糞をするので、結構これが大変で。我が家は昔ながらのスコップで人力で取り出ししている。近代的なところは、小型のショベルローダーで取り出ししているようで比較的簡略化されているようです。

今度はこの積み上げた膨大な量の堆肥(まさしく山のよう)をどうするか。昔から糞は植物の栄養元となるべく畑へ撒いて、牛の飼料や野菜へ、まさしく循環型社会の如く有効利用されてきました。

ちょい昔はトラクターの引くリヤカーに積んで人力でフォークで撒いていたとか。でも良かった、我が家にはトラクターの動力を利用して撒く機械があったのです。トラクターのショベルで積んで、いざ畑へ。これが結構な動力でもってまき散らすので、6m四方くらいは飛んでいく。こりゃ楽だ。あっという間に畑一面堆肥だらけ。なんか地球にやさしいことをしているようで。

しかし、いいことばかりではありません。風が吹こうものなら、まき散らした堆肥(糞)はまさしく粉じんとなって、襲ってくるのでした。息を止めつつ、目を細めながら、結構ショックをうけつつ作業を進めるのでした。

もうひとつ苦難があります。最近は畑ばっかりだったところに家が建ちだして、今回のようなことはとてもできない状況になってきました。粉じんは飛ぶわ、匂いはするわで、近所の方は大変だと思い、地球にやさしいと言えどもできないようになってきました。皆さんはどう思われますか?農家としての苦難のひとつですね。P1000159 撒いたところ。うっすら茶色いところが堆肥ですね。

P1000180_2撒いたあとを、かきまぜているところ。におい防止もあります。

P1000182今日のわんこ「あい」です。この後寝てしまいました。「あい!、まくらいるかなー」

2007年6月 6日 (水)

郡の品評会へ

2007/06/06

各地域の品評会で選出された牛の出揃う、郡の品評会へ見学へ行ってきました。我が家のは出場しませんが、牛の良し悪しおよび講評を行うので、目を慣らすのが目的で見に行きました。

全部で49頭、各地域の粒ぞろいが出そろっており、どれも同じようにしか見えません。黒い子牛です。ですが、先日行った「モーモー・・・」の時に牛の見方という内容もあってそれを思い出しながら、自分で「いい」、「いまいち」と印をつけていくきました。

結果、「いい」と印をつけたうちの6割ぐらいは良い賞が取れる結果となり、少しは見方が分かってきたかなと。ですが、「どこがどういいの」と聞かれるとじしんありませんが。

最後に審査員からの講評がありました。最も良い牛に「発育がよく?体積が充実し、品位がある?。伸びがあり?ゆとりがあり?あしもとが良い?姿勢が良い?・・・」と評価されていました。私には全く、とは言いませんが、まだまだ勉強が必要だなと思った。

2007年6月 3日 (日)

新規就農研修Vol.1

2007/05/31

普及センターにて新規就農研修会の初会合が行われ、参加してきました。今年度29人中12名の新規参加者があり、畜産や野菜など多種にわたる参加でした。

第1回目は「よい農場とは」と題して、山本獣医師にて行われました。内容としては、農業の技術的なことを人に聞くには、その聞き出し方が大事で、あいづち、しぐさひとつで相手の話す内容が全く異なるということだった。これは、家族経営の中でもお互いの意思疎通に必要な事だと。また、技術的なことをあれこれやるより、まずは整理整頓からということだった。整理されることで、作業自体も整理、標準化され、基本的なことができてくるというもの。まずは掃除をしよう、特に自分でトイレ掃除からと。

他にも自分たちの目標、夢への持っていき方などなど。非常に身になる講義でした。

前の務めていた会社でも同じようなことは幾度となく聞いている気がするが、どこかうわの空だった。今回の場合は自分の仕事に直結しているためか、体にスッと入ってくる感じがした。

自分の農場、いずれやらなければ、と思っていたことなので、梅雨に入った今日、何十年も掃除せずほったらかしで、虫もたくさんいた場所を早速掃除した。なるほどこういうことかと思った。父も何となく喜んでいたし、牛を増やすことに気持ちが向いてきたようだ。

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