初せり市
16日の今日、牛飼いとなって初のせり市となった。今回「三男」と「三郎」2頭の出荷で上々の値段で落札。
今月の都城せり市が14日~16日の3日間開催され、全部で1,750の出場があり、我が家からも2頭の出荷となった。全体を通して3日目は安くなりがちで少々心配であった。朝の7時にはトラックに積み込み市場へ向かうため、牛の朝ごはんと人間の朝ごはんを済ませるべく、5時からの仕事開始。いつもなら牛たちもまだまだ寝ている時間のため、えさをやっても食いが悪い中、「最後のごはんやよ」と言い聞かせ、人間もそそくさと飯を済ませいざ出陣。最後の手入れをしているとお迎えが来て、車に乗せるところはまさしく「ドナドナ~」の状態。市場に着くと約500頭の牛が勢揃い。順番を待つ間、他のせり状況を見ていると、やや高めで推移。全体平均が520千円くらい、何とかこの調子でと思いつつ順番が。1頭目の「三男」は血統がやや人気が無いため、273kgで471千円。でもこの血統では良いほうに。程なくして2頭目「三郎」でこれは血統がいいため期待していると、279kgで614千円と平均を大きく上回る結果に驚きの状態でした。結果県内の方が一頭購買され、もう一頭は岐阜県の方に買われていきました。
この2頭は生後3ヶ月から面倒をみている牛で、えさやりも初めて自分で考えてやって大きくしていったもので、こうやって仕事の結果が目に見えて分かると、更にいっそう次への意欲がわくものでした。次は4月に出荷でしばらく空きますが、2月に出産を迎えている状態です。
今日は別れ際に、撫でてやって「がんばれよ」と声をかけてやるのでした。
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コメント
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こんにちわ、初セリおめでと〜。
ブログ読ませて頂きました。
愛情をそそいでいきた牛が、ドナドナ〜♪(TT)になっていくと切ないですね^^;別れ際の「がんばれよ」、きっと三男も三郎も御主人様の気持ちを受け止めていたと思いますよ。
最近、人生の折り返し地点が見えてきて“幸せって何?”という最大のテーマに日々悩んでいる私ですが、物やお金じゃなくてもっと大切なものが…と思う一方、目の前の出来事を処理していくしかない日々にもどかしさを感じております。(ちょうどいいチャンスを迎えている私なのですが、一歩踏み出す勇気というか、体力気力というか変化が面倒になっているのです…)
畜産業を進行形で、『今』を楽しんでいる姿は羨ましく尊敬しています。
充実して楽しんで生活していくことが、私のテーマになりそうです。
これからのブログ楽しみにしています。頑張ってください。
投稿: ma2 | 2007年12月24日 (月) 15時16分
どーもです。皆人生それぞれですので、幸せの見方、感じ方もいろいろあるかと思います。「あー今が幸せー」って感じている人って一握りの人だけでは。人生折り返しても、けっして元に戻れるわけ無いですよね。私が考えているのは、悔いの無いよう、前進あるのみ。「あのときあーしておけば良かった。」とか、失敗したーとか考えても仕方ないので、悩まず、考えず、愚痴をこぼさずっていったところでしょうか。私の転職は、他の方から見れば、大きな変化に見えるのでしょうが、私の中では直線的に進んでるように見えるのですが、おかしいのかな。でも、何処に向かっているのかは不明です。まあ何とかなるでしょう!
投稿: kawabata | 2007年12月24日 (月) 20時32分