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2010年6月30日 (水)

勝った?負けた?誰が?

記念すべき日になった。全頭処分完了!

全ての患畜、疑似患畜、ワクチン接種家畜が、犠牲となって埋葬された。これは見る者の見方によって、表現が変わってくることになると思う。

「良かった。これで口蹄疫を撲滅できた。」

「長かった。客足が伸びず、経営が苦しかった。」

「広がらず良かった。宮崎県だけで済んで。」

「打ち勝った。防疫措置が効果を出した。」

「惨敗。あれだけ消毒したのに、ウイルスの侵入を許した」

明日の新聞、TVから、色々な方々が言葉を発してくることでしょう。

でも、本当に、この防疫措置で良かったのか?10kmってなに?3kmではだめなの?患畜と疑似患畜って?ワクチンてワクチンじゃないじゃん?なぜ殺すの?優先順位ってなに?なぜ他県は責めるの?お金しか見えてないの?報道は被害が広がる時しか報道しないの?再開することの行程表を誰か提示してくれないの?補償、生活支援の約束はマニフェスト?他国で蔓延しているのに準備してなかったの?これを政治の踏み台にするの?本当に口蹄疫ウイルスに真正面から向き合っているの?

農家から、「我が家から牛がいなくなった。どこに行ったの?」

牛から、「なんでみんな殺されたの?」

口蹄疫ウイルスから、「日本には3か月と短かった。どこから入って来たっけかな?でも、また来るね!」

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コメント

そうですね。全てが当てはまりますね。

宮崎は試行錯誤で口蹄疫と戦ったのでは!?
皆様の経験がいつかどこかで(想定したくないですが)
役に立つと考えて欲しいです。

でもまだまだ油断大敵ですね!

仰る通りだと思います。
患畜・擬似患畜とワクチン接種した家畜の殺処分・埋却が終わったという点、他県に感染拡大をしていない点には現場の方々の並々ならぬ苦労があったことは事実です。
しかし、まだ真の解決ではない。政府が出した方針には当初から疑問が多かった。報道の仕方は一部を除いて論外。国としての今後の防疫態勢がどうなるのかの指針も未だ立たず。今この瞬間に新たな口蹄疫ウイルスが入ってきてもおかしくない状況だし、考えたくはないけれど日本のどこかで潜伏している可能性も全くないとは言えない。
・・・等々、課題は山積していると思います。
宮崎の再生・再建をするのは、国にとって、やって「当たり前」のことだと思っています。「やりますよ!」とわざわざ書くまでのこともない。必要なのは、kawabataさんの仰るように、具体的な行程表のようなもの。
しかし見ていると、本当に口蹄疫を終息させる気があるのかと疑いたくなるような発言や、今回の教訓を今後に生かせるのだろうかと不安になるような態度など、疑問がたくさんあります。
一つひとつ解いていくしかないのでしょうが、一日も早く宮崎が安心して再建に全力を傾けられるようになることを願っています。

本当に、本当につらい事と思います。悔しいですよね。やりきれないですよね。。。まだまだ大変な状況、これから先も困難が続くのですよね…。
どうか負けないで、踏ん張って欲しいです!
マスコミ、政府の在り方には疑問と怒りが募るばかりです。
アテにはならないと割りきって…一庶民に出来ることはなんなのか?何もできない。とは考えず何かしら応援できる事をみつけていきます。
口蹄疫問題は宮崎だけの問題ではない事。まだまだ無関心な人達に地道に伝え続けていきます。
微力が集まって…大きな力になる!と信じます。

今は、少しの間でもゆっくりと心と体を休めて下さいね。
希望を持って、前に進めるその時がきたら…前進してみて下さい。
頑張り過ぎて、心身壊されることのないように…祈るばかりです。
宮崎の再建を心から願い、信じています☆

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