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2010年7月27日 (火)

まさに「非常事態」だった。これからも、 (追記7/28)

昨夜(今朝?)、知事の記者会見とともに、解除された。

TVの前で正座して中継を見ようと思っていたら、NHKの全国版はジャストタイムでのニュースだったが無し。ローカル民法2社はと思ったが、これまた無し。宮崎だけでも生中継すべきだろうと思った。

まあとにかく解除され、新しい宮崎がスタートした感じがした。しなければ!非常な事態が解除されても、正常な状態に戻ったわけではなく、大きな傷跡だけが残ってしまった。そしてそれぞれにあらゆる課題を抱えてのスタートとなった。

私のいる地区では、都城市高崎町で発生し、一時騒然となったが、処置が功を奏し抑え込むことができた。とても感謝している。そして現在までに段階的ではあるが、正常化へ向けて動き出している。

一つ目は、県内の全頭検査が始まり、獣医師により全戸の家畜の健康状態がチェックされ、今日7/27解除の日に我が家もチェックを受けた。少しドキドキだったが、見るからに元気な牛たちで問題なかった。でも、1頭だけ、常によだれを垂らしているのがいて、以前に見たときには全くどうもなかったが、今日獣医師さんが、ちょっと診てみようか、と言われた時にはさすがに緊張しました。口の中を開いてみて、「どうもない」、とおっしゃられた時には、「助かった!」みたいな感じでしたね。

二つ目は、種付けが開始されたこと。あの4/20から3カ月間種付けができない状態が続いた。いくら発情が来ようが自粛の名の元に、見過ごすだけとなった。今月の7/16以降解禁され、早速7/17に「ふたば」、今日7/27に「さくら」、そして「こよみ」の種付けができ、少しだけ前に進めることができた。これができないと子は生まれないですし、出荷もできないという、営業停止の状態ですので、この影響が後々来るかと思うとぞっとします。

そして、これは更なる影響を産むことになりそうです。それは、皆が一斉に種付けをスタートしているので、このひと月の間に、3か月分の牛の種付けが集中するという現実。都城地区だけで、毎月1700頭近くのセリ出荷があるということは、3カ月で5100頭分の種付けが自粛していたということは、その分この月に一斉にとなる。そして来年の4月にベビーラッシュ、子牛検査や削蹄やら去勢と集中し、再来年の1~2月頃にセリ市の集中化がおき、セリ値の下落につながるというもの。我が家では産室は2室しかないのに、現在直近で3頭種付けしたため、もう1頭発情が来ているが、冷静に考えると、ここは繰り延べし、少し開けようと思う。

三つ目は、セリ市が9月ごろにはできそうな声が聞こえてくる。まだ正式決定ではないが、鹿児島も本土のセリ市が今日から開始され、本県も終息宣言が8/末に出されれば開始できそうな話。セリ値の高い安いは全然関係なしに、とりあえず出荷をしたいのが皆の意見で、それが最も正常化に近いのだと思う。

せめて今年中には軌道に乗せて、新しい年を新しい宮崎でスタートさせたい。

(追記7/28)

本日の農林水産委員会、江藤拓議員(自由民主党・無所属の会)の質問に対する山田大臣の答弁に、愕然とした。宮崎県内外の制限区域外のセリ市、種付け等の「自粛」についての経済支援を求めたことに対して、「種付けしても良かったのではないか」「自粛なさった分についての損害までは認められない」と答弁された。ニコニコしながら。自粛するから損害だ、支援だ、と言ってる、としか聞こえてならない。その答弁を後ろで聞いている篠原副大臣の目が泳いでいて、慌てている様子が見て取れる。質問した江藤議員も言葉を無くしている。何のために自粛しているのか?

ごんざれすさんのページで、紹介されています。
衆議院TVの7/28 江藤拓議員25分頃

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