「たかもり」騒動
「たかもり」が帰ってきたことで、勢力争いが勃発。
久しぶりに帰ってきた「たかもり」であったが、農場内は異様な雰囲気に。わずか1年半離れただけですが、残った牛たちは順位が変わっていました。もともとNo1であった「かほ」が、最年長だったので廃用で出て行ってしまったので、それぞれ順位が上がってしまった。そこへ帰ってきたもんだから、お互い譲れず格闘に発展。
帰ってきた次の日、久々の運動場へ出してやると、みんなから「あなたは誰?」と追い回され、とりあえず逃げ回る。皆以前からいるので知っているはずなんですけど、体格が変わってしまったので見間違えたのかも。
そして、さっそくNo4の「はるみ」が手合わせに。「はるみ」は青森出身で、体こそ我が家で一番小さく、いちばんおとなしく人懐っこい牛であるが、気は強く何にでも向かっていく牛です。激しい頭付きで格闘の末、「はるみ」のツノを折る負傷で決着しました。しばらくは興奮が冷め上がらない様子でしたが、もうその日は手合わせることはありませんでした。流血していましたが、興奮のあまり近づけないので、ほっときましたが、痛々しそうでした。折れたツノがむなしい。
続けて次の日、「かずみ」が手合わせに寄ってきました。「かずみ」はNo3で、気はとっても弱いのですが、順位は高いのです。負けず嫌いでしつこいようです。確か出て行く前は、お互い順位が拮抗していたと思うので、お互い譲れないようです。でも「たかもり」は強いです、全然押し負けていません。ぐいぐい押しこんでいて、やっぱり貫禄がありますね。で、この後も何度か手合わせし、「たかもり」の圧勝なのですが、諦めきれない「かずみ」がついて回るのに「たかもり」は逃げ回っていました。
あとNo1、No2がいるのですが、現在乳飲み子がいて、運動場を二分した柵の向こうにいるので、みているだけでした。また近々、今度はNo2と巡りあわせです。
でも、貴重な基礎牛なのにこんなことでいいのかな?まあ、ケンカするだけ元気で、自然な農場だということにしておきましょ!
「たかもり」 久々の運動場、待っていたものは、「あなたは誰?!」攻撃。
「たかもり」 勢力争い勃発。 「はるみ」と格闘。後ろから来る「はるみ」を「たかもり」が迎え撃つ。ぐいぐい押しこんでいってます。まわりはお祭り騒ぎで、「ともみ」は私のところに報告に何度か来ますね。
「たかもり」強し 「はるみ」負傷で決着。ツノからの流血が痛々しい。ツノの外皮が取れて、芯がむき出しています。折れて落ちてるツノを、「ともみ」がクンクン匂ってますね。
折れたツノ、なんかむなしい。
流血が・・・
「たかもり」 勢力争い続き No3の「かずみ」と格闘。全然押し負けていないですね。強いわ!
後ろで流れているのは、ミスチルの「イノセントワールド」ですが、たまたま携帯で聞いていたときでしたので、そのまま入ってしまいました。
« 帰ってきた、たかもり | トップページ | 稲刈り直前2010 »
「牛」カテゴリの記事
- 俵、さいや のセリ市でした。(2022.07.19)
- 試験交配牛(千尋135)の「箔」の買い上げ。(2022.05.13)
- くみん 、薪のセリ市(2022.04.21)
- かぼす のセリ市(2022.01.20)
- もんど の採卵2021(2021.10.14)
「動画」カテゴリの記事
- 九州南部豪雨2019年7月3日記録された雨量(リアル雨量計)(2019.07.10)
- 新燃岳Live 2017(2017.10.17)
- おかげさまでYoutubeが100万回再生です~(2016.09.02)
- 若 種牛への道3 (追記)(2012.07.04)
「種雄牛」カテゴリの記事
- 俵、さいや のセリ市でした。(2022.07.19)
- 試験交配牛(千尋135)の「箔」の買い上げ。(2022.05.13)
- たかもり 卒業2018年1月17日(2018.02.14)
- 宮崎県家畜改良事業団へ「安平王」を見に行く。(2017.04.03)
- 忠富士のお墓へ(2016.12.07)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
光線の具合かもしれませんが、毛艶がいいですねぇ。
それと、除角してある「たかもり」号の方が、強いというのも、すごい!
仕切りは、電牧ですか?慣れてるんでしょうね。
うちは、パドック牛舎内を電牧で仕切っているんですが、設置当初、何度、突破されたことか。
投稿: Cowboy | 2010年9月20日 (月) 18時16分
Cowboyさま、雨には悩まされますね。ブログ読ませてもらってから書いてます。
この映像から毛艶を見ますか。牛飼いには牛飼いの見方があるようですね。なんかいいものばっかり食べてるように見えますが、大したことないです。きっと昨日の雨でずぶ濡れで運動場にいたからでしょう。ピカピカですね。
電牧は簡単でいいですね。張るのも外すのもすぐです。でも、初めて運動場に出す時は、一応警戒します。購入導入した子牛や、妊娠牛、そして産室から初めて出てくる子牛などは最初のうち慣れてないので、線に触り電撃を受けるまでは見届けてやります。あとは慣れたものです。
投稿: kawabata | 2010年9月20日 (月) 19時55分
こ、これは、すごいですね( ̄Д ̄;;
女の戦いですか??
はるみちゃんの赤いつのが
痛々しい・・・。
しっぽゆらゆらしてるのが
妙に、臨場感あります。(笑)
投稿: hanaruu | 2010年9月23日 (木) 11時35分
hanaruuさま
普段は皆それぞれおとなしいのですが、いざとなると、やっぱり動物です。人間なんてかなわないですね。それでも、あそこまで激しくやるのは、久々見ました。
因みに、周りにいる者たちも見ていると表情がそれぞれでおもしろいですよ。
投稿: kawabata | 2010年9月23日 (木) 15時23分
久々に見たらおなご達が・・・
改めて、女って怖いw
でも、強い母なら、いい仔が産まれるですね。
投稿: やっさん | 2010年10月19日 (火) 17時57分
やっさん さん
我が家は、午後に運動場に全員集合しますので、順位は絶対条件です。今回のような騒動は、順位さえ決まれば、後は平和そのものです。
こんな中で子牛らも育ってきますので、エサのときには皆必死に食べています。さっさと食べないと、お兄ちゃん、お姉ちゃんに全部食べられてしまいますから。こんな育ち方すると、肥育農家さんとこに行っても、食いっぱくれしないんでしょうね。
投稿: kawabata | 2010年10月19日 (火) 20時42分