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2010年10月 9日 (土)

「福桜王」の現場後代検定

「福桜王」の現場後代検定調査牛の買上げがあり、見に行ってきました。

口蹄疫で殺処分された「福桜王」ですが、去年の4月試験交配がスタートしていたことから、今年の初めに産まれ、現在約8ヶ月齢で、現場後代検定調査牛として今回買上げとなりました。種雄牛としては殺処分された為、この世にはいませんが、今後の育種改良用に産肉能力の結果を出すということでした。種雄牛として送り出した私としても願ってもないことですし、何より、試験交配に協力頂いた方のためにもぜひとも結果を出していただきたいと思いました。

本日集合したのは9頭で、この前段階での選抜があったようで、22頭からの選ばれし子牛だったようです。他の地域にも数頭の選抜牛がいるとのことでした。それぞれ、体重、体高、胸囲などを計測され、体型評価を経て家畜改良事業団とJAの担当者で審議。1頭ずつ呼ばれ、買上げ金額を提示されていました。相場はというと、直前のセリ市平均価格+αだということでした。これが妥当かどうかというところは分かりませんが、まだ、世に出てきていない種雄牛の産子なので購買者もいない可能性もあり、いいところではないでしょうか。みなさん種雄牛造成の為ならと、このように和牛農家が積極的に協力されているからこそ、今までの種雄牛達が、作り上げられてきたのだと思います。また、今回協力頂いた生産者の方たちには、精液ストローを1本もらえるそうです。「安平」とか「第一花国」とか言っても、それは無理らしいですけど。

今後、この9頭と他地域の数頭は、事業団とJAの農場で試験肥育に入り、20カ月後には枝肉となって産肉能力の判定がなされるそうです。その時には、しっかり見届けなければと思っています。

今回並んだ9頭の牛たちの耳のタグに、「福桜王」と書いてあるのを見たら、なんか懐かしくなってしまいました。「珀」の子供なんだなぁと。

P1050347

体格を計測中。母体がそれぞれなのと、生産者の飼養管理もそれぞれなので、体格も一定ではないです。一種のセリ市会場と同じですね。

P1050348

審議中。4頭の雌がいました。

P1050349

こちらは去勢、月齢よりは大きいと思いました。

P1050354

協力のお礼と今後の動きについて説明がありました。(私からも感謝です。)   

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コメント

福桜王がもうこの世にいないと思うと
切ないですが、検定の様子うれしく拝読
させていただきました。
私は酪農ですがkawabataさんの日記を読むと
とても温かい気持ちになり自分もまた牛飼いなのだな
と再認識させていただいています。

けいさま
今回のように、血を繋いでいくことこそが、畜産という仕事を担っている我々が成すべきことだと思います。
牛の血、牛飼いの血、農家の血、脈々と途切れなく、そして更に発展させて、次の世代に渡せるようにしていきたいですね。
けいさんのところは、製品加工までされているようで、頼もしいですね。乳牛もストレスで乳量が変わるということを聞いたことがありますが、味にも影響するのでしょうか。チーズなどになるともっと変わったりして。

去勢、どう見ても、8ヶ月齢にしては、大きいように見受けられますね。たぶん、270Kgくらい?それに、体高もあると思われます。
福桜王については、非常に残念ですが、その子牛たちが次の世代の種牛の造成のためになるのなら、それをしっかり役立てて欲しいと思います。
うちの、雅福勝の子牛は、買い上げの前段階でだめかも知れません。そうなったら、とほほほ。

Cowboyさま
さすが、お目が高い!

平均日齢250日
去勢5頭
平均体重279kg(210~327kg)
平均体高118cm(112~123cm)
雌4頭
平均体重240kg(192~281kg)
平均体高114cm(112~124cm)

母体の遺伝も引き継ぐことから、ばらつきが出ることとなりますが、比較的成長がいいように思えます。出産に苦労した、といううれしい悲鳴も聞きましたが、この成長ぶりを見ると、宮崎牛としての産地づくりに貢献できたかもと思い悔やまれますね。

雅福勝も惜しい種雄牛でした。美穂国や秀菊安母体に使える種でしたのに。セリ状況が不安定な今は、なんとか買い取ってほしいものですね。

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