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2010年10月14日 (木)

牛のネーミングは商品価値

牛の名前、ちゃんと考えていますか?

和牛繁殖生産農家では、母牛飼養頭数に応じて年間に相当数子牛が生まれます。人間と同じ期間お腹の中にいて、生まれてくる子牛はまさしく我が子のよう。10ヶ月前に、母牛の血統との組み合わせを見て、そして市場動向を加味して悩んで種付けし、母牛の管理をしてやっと生まれてくるのですから、かわいくて仕方が無い。オスかメスかを見た後は、さて、名前を何にするのか。ありがちなのは、種雄牛由来の名前と、母牛名由来の名前、そして番号ですね。これでは、我が子のようにかわいいと言いながら、「忠男2」とか、「さくら」の子で「さくらふく3」とかでは、少し味気が無い。分かりやすいですし、頭数が多いと面倒、と思いますけどね。

そこで、「名前も商品価値の一部」と考えてみてください。要は名付けを「ネーミング」として取らまえてみてはどうでしょうか。子牛も立派な商品です。血統、体型、増体、育種価、毛並み、健康、性格、食育、しつけ、そして「名前」も商品価値をきめる要素なのです。

ネーミングをネットで検索してみると、車、お菓子、化粧品、社名、ブランド名、その商品戦略やヒットの背景とあらゆることが書かれており、その価値を決める重要な要素であることがうかがえます。

でも、親の代から名付け方法は決めてるから、ということももっともですが、逆に購買者は誰か?ということです。農家はまだまだ個人経営であることから家族でやっているところがほとんどです。ということは、夫婦で経営であることから、農業人口の約半数は女性だということです。セリ市会場を見てください、女性の多いこと。経営主は確かにご主人でしょうが、母牛素牛購入に至っては、奥さんも意見することがあると思います。若い世代の経営者では顕著でしょう。

ウロンコロンさんのブログ(9/13)でのやり取りで、http://yaplog.jp/uronnkoronn/daily/201009/13/

>「なんでこの牛がいいと思ったの?」

>「名前が可愛くねぇ?」

>とか

>「目があったから」

>とか …相変わらずな理由

これが、購入を決めるやりとりの一部です。もし、名前が気に入っていて、それがお互いある程度いいと思っていたら、購入のセリボタンを押す手は動くでしょう。一度気になった牛のきっかけが「名前」であったとしても、最後まで気になるはずです。

あなたの子牛の名前、気にかけていますか?

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コメント

うちの商品名のベーベ工房は私がお嫁にきて
初めて生まれた子牛がベーベーと鳴くことから
ベーベ(本名ブリジット)からつけました。
今は孫がベーベを襲名しています。

最近は息子がつけるようになり
そのときはまっているアニメのヒロイン
などの名前がついています。

製品のネーミングはなんとなく決めたのですが
12年もいろいろな方が呼んでくださって
初代ベーベもきっと天国で喜んでくれて
いると思います。

けいさま
いつもありがとうございます。
やはり名前には気持ちが入りますね。「べーべ」という名前には、何か決断をされた時の意気込みみたいなものを感じますね。商品を世に生み出すことの大事さは、子牛の生産にも相通ずるものを感じます。責任というものでしょうか。

いや~、あんまり真剣に考えてつけてないですね。特に、去勢は。種牛の1文字を含んだ有名人・歴史上の人物とか。
雌は、真剣に考えます。親の名前の一部を取ったり、自分の名前などから取ったり、でも、一貫していることは、最後の文字だけは、決めています。2009年までは、「な」で終わるようにしてました。2010年からは、「か」で終わるようにしてます。
まぁ、こちらでは、多頭家は、やはり、番号が多いですね。「XXX319」とか、「第129XXX」とか。
でも、本人たちは、ニックネームで呼んでるみたいですよ。

Cowboyさん こんばんは
やはりみなさん名前に対してはルールを決めて付けておられるのですね。生まれてから10カ月もの間、一緒に過ごすのですから、なじみ深いのがいいのでしょう。
私の提案は、管理する側からみた名前の付け方ではなく、買う側からみた名前の付け方もありだと思うのです。我々の唯一の商品説明書が「セリ名簿」ですので、そこに書かれる内容は、購買者に訴えかけるものでありたいので、血統や育種価などと並んで「名前」もその一つだと思います。見てて気になる名前にしたいですね。
でも、名前負けしないようにしないと。

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