たかもりひめ参上 戦力強化!?
とうとうやって来ました、たかもりの後継牛「 たかもりひめ 」です。
1月生まれのひめは、現在7ヵ月が過ぎたところ。決して大きくはないひ弱そうな子ですが、大きな期待とともに我が家にやってきました。生まれは畜産試験場で、たかもりの受精卵移植で誕生したメス子牛です。たかもりは、県の「きょうだい検定」事業で採卵しており、その受精卵を移植されて今回誕生しました。本来当事業は種雄牛を創るための事業でしたが、残念ながらメスでした、という結末で、その引き取り先として供卵牛生産者にて買取りすることとなりました。当事業で過去に1頭オスが生まれたようですが、検査で落ちました。そして残り2個を我が家の牛に移植していて、9月と12月にそれぞれ生まれる予定で、オスなら種雄牛候補です。
たかもりは、福桜王、茂勝王を産んだ後、畜産試験場にスカウトされ、H20年~22年に採卵しており、順番では8産目にあたり、年齢では9才頃です。採卵した種は「安秀165」-血統「安福165の9×紋次郎×安美金」で山形県からの種です。20個の受精卵でしたが、我が家で移植した2個で最後となりました。オスという結果を望みたいところです。それに、基礎牛になって以降、4頭連続オスばかりを生むたかもりですが、年齢を考えたとき肝心の後継牛がいなく、何とかしたいところでした。
そこで、この事業で生まれた、たかもりひめ誕生の情報は何よりの朗報でした。3月頃、メスだったので買い取ってほしい、という打診でしたが、「喜んで」と即答。それ以来待ち遠しくて、入る場所を空けるため、着かずにグズグズしていた母牛を廃用にし、補助金上乗せで購入できるセリ市購入をガマンして、今日の日を迎えました。事前情報は、写真と発育状況、側尺結果を数回もらっており、「小さいよ~」、「ヤセごろだよ~」と聞いていましたが、あまり聞く耳を持ちませんでした。
で、今日試験場に行くと、小さなケージにくくられて、ケージごとフォークリフトで連れてこられました。牛舎から駐車場までが遠かったのと、衛生上駐車場より奥にトラックを入れられなかった為で、まあ歩かないことも考えられたからってこともあったようです。おとなしい子で暴れもせず、トラックも乗り降りして我が家へ。消毒を済ませ、明日までは一人部屋です。落ち着くまではここ離乳部屋で、もしも脱走を図ろうとしても出られないようになっています。まあ今夜は、やはり知らないところなので寂しそうに鳴いております。明日にはみなと合流し運動場デビューです。
血統は、安秀165×安福165の9×紋次郎×糸光◆。
側尺結果は、前高108、後高111、胸囲129、腹囲152、体重176kg。
生年月日は、平成24年1月23日で、ほぼ7か月、210日齢。
確かに、ちょっと寂しいですね。でも、気にしない気にしない。
体高はあるが、足回りが弱い。前足の立ちがゆるいかな。背線はいいね。
肩つきも問題なさそう。
このまま運動して、一回り大きくなれば、いい感じになる予感。
どこかわからないけど、とりあえず食べておこう
あなただあれ? わたしたかもりひめ!・・・げっあの恐母牛の・・・
最近のコメント