試験交配:耕富士産子の調査1 格
耕富士の試験交配牛産子の調査があった。
我が家は、「格」が対象。
生年月日が、H24年6月28日
血統が、耕富士×美穂国×福桜×上福で、こよみの子
試験交配は、新機種雄牛の産肉能力を試験するために、選定条件に見合った母牛に対して人工授精を行い、試験子牛を生産するもの。生まれた子牛は、9ヶ月齢程までに数回検査され、そして選抜し、事業団にて買上げされた、去勢11頭(だったと思う)を、20ヶ月齢まで肥育する間接検定を行う。これにもれた試験子牛は、更に選抜されJAにて現場後代検定される。
現在、格は4ヶ月齢で、初回の検査となった。測尺の結果は以下の通りで、中々の成長度合いのようである。通常なら、特別成長が良くない限り、選抜=事業団にて買上げ、されるところですが、話によると、耕富士の産地である南那珂地区において、相当数の試験交配があったもようで、買上げ頭数に入るかどうか怪しい状況です。まあ、個人的には「いい子」と判断(いい加減)していますので、安心していますけど。
測尺結果は、前高102cm、後高103.4cm、胸囲122cm、腹囲150cm、発育1.8σとまあまあの結果。我が家の飼養管理DGでは、概ね290kgを超える程度が予想です。
この、試験交配の試験子牛は、事業団に買上げされますが、金額は前回セリ市の平均+αということで、やや物足りない感じですが、この景気の良くない時期においては安定した収入が確保でき、リピーターは多いようですね。ただ、若手に理解が多くあるのに対し、高齢者さんにはなかなか受け入れられないそうです。
そして、メリットがもう二つ、
1つ目が、受胎した場合に50千円の補助金が交付されること。ただ、2回以上人工授精し不受胎でも40千円の補助金だそうです。
2つ目が、希望の精液1本の配布があることです。特別な種雄牛(忠富士、安平、梅福6等)は無理ですが、一般に出回っている精液なら1本プレゼントだそうです。買上げされたらですが・・・。
なので、経営にもやさしいし、いち早く新規種雄牛の子牛を見ることができるし、精液ももらえるしで、悪い話ではないのではないのかなと思います。何より、宮崎県の種雄牛造成のいち役を担えることができることが良いですね。「みんなでつくろー種雄牛」です。
因みに、希望精液は、福桜で出していますがどうなるかな?
なお、特別成長がイマイチな場合は、検査で落選し、フツーにセリ市出荷です。検定結果の出ていない種雄牛の産子は、セリ市では敬遠されるので、あまり(全然)値がしないのが現状で、これが原因で受胎時50千円があるのでしょうね。でも、そうやって福桜王のえみこは、セリ市を通して我が家に来ましたけどねo(*^▽^*)o
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