BSE清浄国 と 口蹄疫清浄国
BSE清浄国に認定。
昨日のNEWSと、今日の新聞紙上で「BSE清浄国」の言葉が躍っている。長い道のりの中で幾多の人が、多くの畜産農家さんが、牛たちが、苦労を重ねて、まじめに取り組んできたまさしく成果なのだと思う。みなさん、ありがとう。
これにて、日本はBSEの「無視できるリスク」国となり、アメリカ等の牛肉輸出大国の「管理されたリスク」の国とは明らかに差別化が図られる。そのことで、これまで輸出の障壁となっていたこの認定内容がフリーになることは、弾みがつくことは間違いない。
そこで、本来忘れてならないのは、BSEの清浄国に認定されるまでの間に発生した口蹄疫のこと。発生した時は拡大の一途で、もう無理ではないか、という空気まで流れていた。しかし、あの時、悔しいながらでも「ワクチン接種+淘汰」を、受け入れざるを得なかった。それしか拡大を止める方法がなかった。あの時、「日本の畜産農家の為」、「お国の為」とやりきれない思いの中、殺処分に協力されたことを、心が痛いながらでも思い出します。
その時の決断が、このBSE清浄国の認定を受けた今、まさしく英断だったんだと実感する。あのとき、「ワクチン接種の清浄国」を選んでいたら、現在の日本には足かせが残り、再び宮崎に注目が集まったかもしれない。
その時の決断が、このBSE清浄国の認定を受けた今、まさしく英断だったんだと実感する。あのとき、「ワクチン接種の清浄国」を選んでいたら、現在の日本には足かせが残り、再び宮崎に注目が集まったかもしれない。
ともかく、日本の畜産の高品質を国際的に得られたことは、素晴らしいことですし、畜産農家にとって歴史的な1日になりました。
あとは、これを続けてい行くことですかね。
<追伸>H25/5/31
アメリカも今回のOIE総会で、BSE発生の「無視できるリスク」に認定されたようですね。これで日本と同じ清浄国の位置付けを得たアメリカは、更なる規制緩和を求めてくる事は必至のようです。飼料添加物の問題に声を上げる間もなく、アメリカ押し切りになすすべもないですね。
あとは、これを続けてい行くことですかね。
<追伸>H25/5/31
アメリカも今回のOIE総会で、BSE発生の「無視できるリスク」に認定されたようですね。これで日本と同じ清浄国の位置付けを得たアメリカは、更なる規制緩和を求めてくる事は必至のようです。飼料添加物の問題に声を上げる間もなく、アメリカ押し切りになすすべもないですね。
元気に食べてるこの角の主は・・・。
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コメント
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キングオブ種牛、「安平」号ですね。
誕生日を迎えて、すぐのことでした、あの悲劇は。
もう、二度とごめんですね、あんなことは。
あとは、仰るように、清浄国、維持ですね。
投稿: Cowboy@ebino | 2013年5月30日 (木) 15時21分
Cowboy さん
「ワクチン接種清浄国では国際取引ではダメだ」って議論していたことを思い出します。牛の命と経済とどっちが大事だ、って話ですけど結局経済をとらざるを得なかったのが事実です。でも、もうそんな判断はごめんですね。
投稿: kawabata | 2013年5月30日 (木) 22時00分
未だに口蹄疫や大震災に関連して淘汰された牛たちを見るにつけ、泣いてしまう愚か者です(笑)もう二度と、決して起きて欲しくないものだと強く思っております。清浄国維持に貢献したい。
投稿: 東北の牛飼い | 2013年5月31日 (金) 12時19分
東北の牛飼い さん
ホントにもういいです。経済動物とは言え、割り切れないところがありますので辛いです。
といいながら、お隣中国、台湾と猛威をふるっている最中ですね。抑え込みに失敗しているのだと思われますけど、他国ながらガンバってもらいたいところです。
投稿: kawabata | 2013年5月31日 (金) 21時40分