このみ 基礎牛の道へ
基礎牛候補にエントリーしていた「このみ」、採用され、今年度より基礎牛に認定されます。
6月21日に、基礎牛候補の検査があり、このみが受けました。昨年度でたかもりが基礎牛を降りたばかりなので、暫くは無いだろうと思っていたところ、JA担当より「基礎牛の検査がありますから」と連絡をもらったのでした。なんで?このみが?と思っていましたが、2産目の福之国が成績がよかったから、とのことでした。
(2産目 渾 福之国)
去勢 枝重567.0kg、ロース芯74cm2、BMSNo,11
確かにいい成績。肥育農家さん、ありがとうございます。このこともあってか、4産目も同じ肥育さんに買っていただいています。
検査当日は、雨の降る中でしたので、簡易のビニール屋根を設置して検査。県家畜改良事業団と登録協会、育種組合会長、JAと、計7名でみてもらいました。
確かにいい成績。肥育農家さん、ありがとうございます。このこともあってか、4産目も同じ肥育さんに買っていただいています。
検査当日は、雨の降る中でしたので、簡易のビニール屋根を設置して検査。県家畜改良事業団と登録協会、育種組合会長、JAと、計7名でみてもらいました。
まずは測尺して、見て、触って、そして写真を撮って、それぞれでヒソヒソ話をしてその場は終わりました。
測尺:体高137.4cm、胸深68cm
そして、本日電話にて確認してみると、このみ採用ですと聞きました。狭き門で、結局14頭の採用になっていて、その中にこのみも入るらしい。
そして、本日電話にて確認してみると、このみ採用ですと聞きました。狭き門で、結局14頭の採用になっていて、その中にこのみも入るらしい。
聞くところによると、
・今回エントリーは32頭で、その内10頭程度の予定が14頭になり、
現基礎牛と入れ替えになるそうだ。
・このみ血統は、勝忠平×紋次郎×平茂勝 で勝忠平の県内の基礎牛
はいないらしいので、血統的にも魅力があるらしい。
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基礎牛認定おめでとうございます、福の国で好成績だったのですね。私も今日採卵のためのAIをする予定です。ドナーは勝忠平ー安平ー糸弘2まだ1産したばかりで能力は期待値だけですが我が家の牛の中では体高もあり
期待できる組み合わせだと思っています。川畑さんの記事を拝見して意を強くしました。
基礎牛としてご活躍をお祈りします。
投稿: 岩手佐藤 | 2013年6月26日 (水) 06時18分
岩手佐藤 さん
ありがとうございます。福之国は肉質が良く、初産向きでもあって便利に使っていましたが、こちらでは供用が終わりました。あとは受精師の在庫分だけのようです。
勝忠平は「買わないか?」という軽い誘いで見に行って、即決だったのを覚えています。そのかわり、お値段もそこそこでしたけど、頑張ったかいがありました。今後が楽しみです
投稿: kawabata | 2013年6月26日 (水) 10時24分
基礎牛おめでとうございます。
「種雄牛への道 パート2」の始まりですね(o^-^o)
この際、県外種雄牛だけで構成する血統種牛を作ってもらえると面白そうですが、
あえて、福之国ではなく、
福安照×勝忠平×紋次郎×平茂勝、なーんてのも、あっていいと思うのですが。
投稿: はまちゃん | 2013年6月26日 (水) 13時40分
今後、ぼくも書き込んで宜しいんでしょうか。。。
FBの方では、失礼いたしました。
PBのこともあり、、仕事関係者に徹底できず面倒くさくなり。
このみさんと曜くんのことは、逆現象が起き。
都城の未来はだれが判断してるんだか。。。w
照長土井長岡さん。
http://blog.livedoor.jp/terunagadoi/archives/52117784.html
「ながひめ」
長岡さんとお話したいです。
長岡さんの想いをお聞きしたいです。
投稿: 永田 | 2013年6月26日 (水) 21時47分
はまちゃん さん
そうなんです、使いやすさっていうのもほしいし、みんな狙っているんですけどねぇ。茂勝も2回もたかもりに使ったていうのもそのひとつですね。因みに、福之国で結果が出ているからと、種を指定されるとは限らないですし、そうなっていないことが多い気がします。
わたしもできれば県外がいい^^
投稿: kawabata | 2013年6月27日 (木) 00時04分
永田 さん
ネットはいつも開店中ですよー。いつでもどうぞ、今までどおり。
山も曜もたかもりひめも、いろんなものに振り回されてしまいまして、ちょっと言いたい事は言っておきました。ほんの数年しか過ぎていないのに、改良方針が変わってしまい、最初の思いはどこへ行ったのと言う感じで残念でした。
そんな中、このみはどう使っていくのかは分からないです。指定がなされて分かるんだと思いますけど、まあ、人気というキーワードも選ばれた理由のひとつかもしれませんし、変化球がほしいところでもあるのだと思います。隣県のの種雄牛を父に持つメス牛で、本県の種雄牛を造成するのってあまり無い気がします。なので、結構注目度は高いですね。
「ながひめ」の考え方は参考になりますね。幾多のそういうメス牛たちが去っていったことか。
投稿: kawabata | 2013年6月27日 (木) 00時27分
ありがとうございます。
長岡さんの言われることは、物理、哲学でいえば、、、
真逆なことは同じこと。です。
>幾多のそういうメス牛たちが去っていったことか。
人生ってそんなもんです。。。
利己的、利他的。
時代は関係なくそれぞれいらっしゃったでしょう。
でも次世代への道はある程度作っていく必要はあるかと。
現育種組合会長の言葉は脳裏に焼きついて離れません。
「次の代は次の代がどうにかするやろ。ははは」
次世代への道を作っていない気がするんですが。
会長との付き合いは長いですが、、なんだかな。。。
投稿: 永田 | 2013年6月27日 (木) 23時03分
永田 さん
本当なら、育種組合の中で方向性を見出して、改良・育成・保留を繰り返していかないといけないんでしょうけど、みんなでお金になる方へ向いてるので棚上げされてますね。まあ、牛飼いが仕事として成り立たなくなってきているので、仕方がないことなのですが。
なので、次の代への改良は、戸々の農場内で取捨選択して、密度を上げていかなければならないのかと。そうすることで戸々の農場で特徴が出てくるので、それを伸ばしていくことで全体の改良が進んでいくものと思っています。情報が多い中で難しいんですが、こだわりの農場を目指したいですね。
投稿: kawabata | 2013年6月28日 (金) 11時53分
良かったですね。
「このみ」嬢に関しては、以前も不躾な質問(コメント)した経緯があり、気になっておりました。
しかし、羨ましい限りです。
「たかもり」嬢の後、矢継ぎ早に「このみ」嬢ですから。
一体、どうすれば、基礎雌牛(候補)を所有できるんでしょうか。基礎雌牛のいるところには、基礎雌牛が集まるものなんでしょうか。
一生に一度で良いから、種雄牛造成に関わってみたいものです。
投稿: Cowboy@ebino | 2013年6月28日 (金) 14時51分
Cowboy さん
何でょうねこの展開。まさしく矢継ぎ早!ですね。
おそらく、記事にも書いた結果が良かったことがきっかけでしょうが、このみの母牛の紋次郎、ここの産子がこぞって数字を叩き出しているのでないかと。なので、このみの育種価も上がり、名前が出てきたのではないかと考える次第です。このみの産子、単体の成績ではここまではいかないのがフツーでしょうし、そんなのは県内あちこちにいますもんね。
>基礎雌牛のいるところには、基礎雌牛が集まるものなんでしょうか。
どうなのでしょう。ただ、基礎牛を採用するに当たり、牛は勿論、農場も飼い主の買い方も評価するって聞いたことがあります。なのでその辺のハードルは既に低かったのかもしれないですね。それにしても、正直私も不思議なんです。
投稿: kawabata | 2013年6月28日 (金) 16時08分
このみの導入時の記事
2008/8/17
増頭5
http://usi-cow.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_eab2.html
(2産目)
渾のセリ市結果
http://usi-cow.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-884d.html
投稿: kawabata | 2013年6月28日 (金) 19時12分
時間がないんです。
>一体、どうすれば、基礎雌牛(候補)を所有できるんでしょうか。
>それにしても、正直私も不思議なんです。
簡単なことです。
会長と事務局の指針しだいです。
(気分もはいるのかな笑)
逆らわえずいけば、、ですね。笑
将来的に上手く行かなかった時は、事務局員は退職。会長は保証金支払い。、、まで確約すれば、、もっと考えるんですかね。
このままいけば、鹿児島県都城市になりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=JIN-pubYGSM
演出とかは関係なく、、素直に受け取ってくださいませ。
結局は良心なんだと思っています。
卑怯なことせずに。
投稿: 永田 | 2013年6月29日 (土) 22時22分
永田 さん
>時間がないんです。
おっしゃることは理解できますが、急いだら出来るというものでもないと思います。逆に、出来るという選択肢があれば教えていただきたいです。
そして、育種組合を卒業されてから4年程経つと思いますが、相当何か?ありましたね。たぶん改良の方向性・考え方が違うのと、牛を見ての改良になっていない事の表れだと思うのですが。その永田さんの考える改良について公表されれば、意を同じくする方達はおられると思います。FBの公開を友達限定にすれば、見れる人は限定されるので公表してみてはいかがかと思います。
と言いつつ、単に人間関係なんだけど、ということであればスルーしてください。
投稿: kawabata | 2013年6月30日 (日) 10時08分
川畑さん、ありがとうございます。
いつも川畑さんは寛大なんですよね。本当に感謝しています。
我が家は一貫経営という特徴がありますので。
こと肥育牛も40ヶ月令近くまで養う特殊農家ながらの、、流通や消費者のお話もたくさん聞けまして。
>永田さんの考える改良について公表されれば、意を同じくする方達はおられると
無限ループなんです(笑)
現在、僕が焦点合わせているのが、、政府の方針と外肉対策です。
今回の宮崎銘柄共進会で、皆さんどう感じられたか。
サシ2桁沢山出ましたよね。
すげー、、と単に感じられたか。
BMS12番。これに値がつくのは「希少価値」であるわけで、、ボンボン12番がでれば価値がないわけで。
さらに、12番が美味しいと消費者は思っているのか。
日本和牛は芸術的ではありますが、博物館に飾るものではなく、、食べ物です。
サシの能力高まってしまいましたよね。
今回の共進会に限らず、、山崎さんべぶろぐにも記事になっていましたが、、
5等級率が高まって、、消費者が求める、、程よい脂肪含量の肉が少なくなってきてます。
今回の共進会だけではなく、、常時サシ入り過ぎ状態でありますから、、今回の共進会だけレベルが高かったとは思えないです。。。。
「3等級が足りない」だったと思いますが、、僕が目指す4等級、3等級と、、農家とはすれ違いがあると(笑)
繁殖農家。母体5産目以下に察しをつけ、、新規種を付ける。そして雌が生まれたら無条件保留。
新規種だから能力結果も分からない。でも、新規種の能力を見抜き、勉強するのが農家のセンス。
種雄牛の若い頃の精液を、、若い雌牛につけ、、保留することが大切。
そして、産子の結果を見る。
でも、、結果が悪くても母体は若いので、、簡単には淘汰できない。
ここで想像が働き、、みーんなしたがらない(笑)
10頭いれば1頭。100頭いれば10頭。
この損失は、、飲み会3時会いかなければいい。
パチしなければいい。
むやみにお姉ちゃんと遊ぶことしなければよい。
肥育の方でお話しますが、、
現在、東京芝浦への出荷を都城も考えておられ。
宮崎牛日本一!のきっかけ進出はOKです。
でも、、、あとに繋げるかですよね。
先日、出来レース会議がありました(笑)
なぜ、、ブランド産地が月令や枝重制限をするのか。
むやみ東京進出推進農家へ問いかけましたが。無言。
このまま進めれば、東京失敗しますわ。
、、「ブランド産地が月令や枝重制限をするのか」
この問いに答えず、強行した場合は賠償。
皆が思いつかなかったことは仕方ないと思います。
そして頑張って行けばいいと。
しかし、問題提示してるのに無視して。目先の我欲?笑
先の種雄牛育成で、、マジメに考えなかったやつは…。です。
書ききれないです。
最後に。僕は卑怯な人が大嫌いなんです(笑)
ほんとうをとどけたい。
反論、苦情。心待ちにしております!
投稿: 永田 | 2013年7月 3日 (水) 00時34分
永田 さん
質問ですが。
>種雄牛の若い頃の精液を、、若い雌牛につけ、、保留することが大切。
>そして、産子の結果を見る。
とありますが、保留したメス牛そのものの結果を見るというものなのか、保留したメス牛の更にその産子の結果を見るということなので、状況が変わるのですが。要はメスの育種改良を進めるということですね。
品評会レベルではよくあることですが、肉質でということになると別次元で考えていかないといけなくなりますね。怖いのは、市場性との乖離が進んでしまわないかということですか。
それと、新規種の能力を見極めるには、1産子では評価しにくいかも。5産以下の母体との掛け合わせでも、うまく表現してくれたらいいのですが。
そんなしているうちに、時代は待ってくれない?
投稿: kawabata | 2013年7月 3日 (水) 23時08分
ご質問ありがとうございます。
川畑さんのご質問の前に、方向性をはっきりと。
>要はメスの育種改良を進めるということですね。
現在の日本基準育種なんかでは、、グローバルではヤバイでしょう。
>市場性との乖離が進んでしまわないかということですか。
市場とのかいりは、、なかなか進みませんね(笑)
それが早く進めばいいのですが、、ですから解りにくくなっているんですよね。
まあ、実際、、今までの日本和牛基準はあてになりませんね。
これからは、、その先になにがあるのか。。。
いや、僕がはずれているかもしれませんけど(笑)
具体的にも話できますが、、長くなりますので。
いや。生き残っていくって大変なんですよ。
先の先を読まなきゃいけない(笑)
でも、勘違いしないで欲しい。
地球に生きてる以上、物理的に生物の求める方向性は同じなんですよ。
お会いできましたら、、。説明します。
ざんねんながら、、火があがりませんでしたので、これ以後コメントはしません。
川畑さん、ごめんなさい。荒らしてしまいまして。
投稿: 永田 | 2013年7月 7日 (日) 23時25分