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2013年6月 1日 (土)

アニマルウェルフェア取組むよ。「広報みまた」と記事連動。

我が三股町の機関紙、「広報みまた」に記事として紹介していただきました。

6月号は特集「宮崎牛が食卓に上がるまで」と題して、計8ページも使った記事になりました。

その中で、牛肉の格付け等級、トレサに始まって、繁殖農家、肥育農家、販売店、消費者と一連の取材記事が載っております。肥育農家さんは勿論、全国和牛共進会でチャンピオンになった福永透さんです。当然ですね。それで、私は繁殖農家の欄で出させていただきました。(^^;)ちょっとランクが違いすぎるのですが、まあ良しとして。

私からのテーマは、口蹄疫での種雄牛2頭の殺処分と、就農について、そして今回「アニマルウェルフェア」を紹介しました。「アニマルウェルフェア」とは直訳だと動物福祉で意味不明なので、「快適性に配慮した家畜の飼養管理」と説明されるようです。

私が初めてこの言葉を知ったのは、宮日新聞でした。平成23年1月3日、4日に、「 口蹄疫からの新生 (次世代畜産) 」と題しての記事で、この言葉が紹介されていました。最初は何のことか分からなかったが、読むうちに納得しました。「私が求めていたものは、これだ」って。
我々は牛を飼い、産み育て上げ、肉牛になる子を生産する。そして肉牛として更に育て上げ、と畜し牛肉として生産する。牛という命の販売で、生計を立てていて、牛自体は経済動物であることは確か。ただ、経済動物と言っても牛は牛。生きていて、エサを食べ、感情があって、我々とともに過ごす。やはり牛は牛らしく育ってこそ、貢献してくれるものだと思う。その為に、飼育環境を適切に保ち、ストレスの無いように接して、牛同士がお互い生命を育むように生きることこそが、元気に育つ「元」となる。そう感じた。
それから色々と調べていくと、畜産技術協会というところで、日本版アニマルウェルフェアを識者が集まって、飼養管理指針としてまとめられました。読んでいくと、飼養環境を整備していくことだけがアニマルウエルフェアではなく、牛と向き合ってストレスなく育つように観察してあげることのようです。牛を見て、求めるものに対して応えてあげる、そういう牛人関係が必要と説明されています。決して、何かの認証とかがあるわけでもないみたいです。
このアニマルウェルフェアは「現代農業」でも連載されました。平成24年11月号をスタートに今年の5月号までで、全体説明を11月号に、肉牛は4月号、乳牛が5月号で終了しました。肉用牛は意外と説明少なめ。何故かと言うと、飼養環境の良し悪しが生産性を左右するため、販売単価の高い和牛生産では、自ずとアニマルウェルフェアに配慮しているからだそうです。とはいえ、牛を観察してサインを見逃さないように配慮が必要と、事細かに注意がなされていました。
だったらもういいじゃん、になってしまいますが、アニマルウェルフェアには「5つの自由」が定められています。本当にそれが達成されているか、何かサインを発していないか、その仕事は本当に牛の為なのか、考えさせられるものです。牛が牛らしく、不自由なく生きてこそ、それを消費者さんが選ぶ時が来るのかもしれません。

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「広報みまた」の表紙を飾ったのは、我が家の「せいか」。4月に自家保留しました。我が家で今イチバンのべっぴんさんですが、取材の方には何も知らしていないのですが、この牛がイイ写真撮れたってことで採用でした。

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ハハハ(汗)、おはずかしながら・・・(汗)(汗)


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平成23年1月3日宮崎日日新聞より


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平成23年1月4日宮崎日日新聞より


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平成24年11月号「現代農業」種畜全体の説明


P10608222
平成25年5月号「現代農業」肉用牛の説明

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コメント

アニマルウェルフェアというか、ライブストックウェルフェアというか。
黒毛和牛の繁殖を生業とするからには、自然と実践している気もしますね。
寒ければヒーターを入れ、暑ければファンを回し、屋根に散水し、臭ければ、換気や敷物の交換・追加をしと、まさに、日々の牛飼いの仕事です。

あとは、スキンシップですか。
でも、自ずと可愛い子牛を撫でたり、親牛にも馬櫛を掛けたりしてますから。実践してることですね。
そうそう、健康管理、これは、獣医師との二人三脚的な側面がありますが、第一発見者は、飼養管理者ですから、やはり、よく観察することでしょうね。

それと、単なる除糞(敷物交換・追加)作業に終わらず、(親のも子のも)糞の量や質、発情の粘液の発見、排卵後の出血などは、とてもキーになることですよね。

実践していない飼養管理者は、いないと思いますが、いるとすれば、廃業寸前でしょう。

Cowboy さん
和牛生産は牛に密着した仕事ですので、書いてらっしゃるようなことはやっていますでしょうし、そうでないと仕事にならないですね。出荷もできなくなるようではいけないでしょうし。
今回、あえて記事にしてもらったのは、それをもう一歩踏み込んだところに意味があると思っています。
例えば、お産は自力で産んでもらいます。その為には運動が欠かせませんし、それができるように、栄養管理や、こちらの体制をが必要になります。
子牛も欠かさず母乳で育ててもらいます。
子は母牛のエサを食べるのも食育として考えて食べさせています。
子牛の下痢も、普通にするものと考えて、治療はほとんどしません。
牛の移動も、牛に歩いてもらいます。押したり引っ張ったりせず、歩くまで待ってやるようにしてます。(人を待たせてる時は別ですが)
といった、通常の畜産業としての飼養管理より、牛の側に寄り添った管理を考えていて、牛が自然界で本来ならこうするであろう、を主眼においています。

すべてに同感ですヽ(´▽`)/

種つけて出産、そして子育て育成。長い月日を経て手放すときのさみしさ・・・。我子と一緒です。

高千穂林 さん
>すべてに同感ですヽ(´▽`)/

うれしいです、そう言っていただくと。「当たり前じゃん」とか、「いつもやってる」と言われるとホッとします。変に「経済動物」と言って割り切った飼い方をされると、ちょっとねーと思ってしまいます。
我が家で育ってよかった、と思って出ていってほしいですから。

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