年末の27日に、すうぱあせる が出産してくれました。
元気で40kg程の大きな女の子でした。
血統は
安平王×美穂国×福桜王×日向国×安平
王で戻してみた子で、王達の力を期待して「おうらばとら」にしました~
すうぱあせるは、2014年に自家保留した子で、今回が初産。
体高の出る家系なので、美穂国で更におおきくなり、母体として今後が期待な子です。
そこで、今回初産に安平王を選択、産まれた子が狙い通りでした。
お産も心配しましたが、自力で産むことができ、安心したところです。
もともと和牛は多産の特徴があるので、確実に自分で産むことを繰り返しておくことも、後々遺伝的能力を維持していくためにも必要かなと思っています。
でも、事故はダメですので、ポイントごとのチェックは確実にしますけどね。
産まれたは良かったのですが、母がなかなか起き上がらずしんどそう。タオルで拭いていると、いきみだしてまた中から何やら出てきそう。「双子か?」と思い、手を入れてみても何も手に触らない。子宮脱の予感がして、至急共済に電話して獣医依頼。
まだ出てきてないので、町の指定ごみ袋を敷いて汚れないようにしてると案の定出てきました。
獣医にて、即整復してもらいました。すんなり入って、いきまないので縫合しようかしまいか悩みましたが、安全をとって縫合してもらいました。これまた案の定、深夜にいきんでました。残った後産を出したいのもあるようで、必ず縫っておくべきと実感しました。
そして今度は育児拒否。産まれてすぐに子宮脱の処置をしているので、子は隣の部屋で小一時間は隔離。母も安定してきたので子を入れてやると、初産ということもあり戸惑いが隠せずうろうろして、舐めもしませんでした。子は飲みたいので、母をつないで抑制してやると、何とか初乳は飲んでくれました。少し足で蹴るのですが、まあ大丈夫でした、この段階では。
子宮のこともあるので今夜は監視と思い、カメラで映像を時々のぞいてみると、お乳を飲もうとする子を角で小突いたり押しやったり。飲ませる気は無さそうなので、再度つないで飲ませるを繰り返しでした。一時は子も怖がり、ヤバそうな局面もありました。もし、このまま拒否し続けるのであれば人工哺乳だけど、初産からそんなのしたくない。人による哺乳に比べれば、母牛による24時間監視のもとでの哺乳は効果絶大なので、心を入れ替えてもらうことに掛けて、母牛による哺乳を介助することに。
やはり、お乳を飲ませることで、母性本能に火がつくことってあるんですね。子がお乳をおねだりしても起きなかったのが起きだし、丸々1日舐めなかったのが舐めだし、哺乳を自分でするようになってきました。これで一安心といったところです。
ただ、若干貧乳なので、なのかどうかは分かりませんがw、お乳の出は少ない様子。子に鍛えてもらうよう頑張ってもらいたいと思います。
といったことで、年末出産から元旦の本日、縫合を外してもらい無事処置が完了しました。
種付けが心配ですが、母子ともに現在元気にしています。
今年も無事、子牛を生産できるよう願いたいものです。
とてもこんな平和な感じではなかったです。よかった良かった。
仲良し親子になりました。
点滴のチューブで縫合してあります。
後産の残りが出きらず垂れ下がっています。見にくくでちょうどいいですね。
この後、全く動かず子宮脱へといきました。
子はタオルでずーと拭いてました。結構きれいになるもんです。
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