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2016年3月19日 (土)

安平王のセリ市状況2016/03

平成27年11月から上場しだした「安平王」ですが、その進捗状況を見てみた。

平成26年4月から、種が供用開始された訳ですが、昨年11月から順次セリ市場へ上場され始めました。
恐らく、他の市場での供用はされていないと思いますので、ほぼ都城家畜市場のみでしょう。(ある意味独占><)

というわけで、11月~3月の実績を集計しました。
合計42頭、去勢20頭、雌17頭、自家保留雌5頭です。

性別、日齢、体重、 セリ値(税抜)

去勢、288、282kg、703千円
メス 、289、279kg、666千円 
合計、285、284kg、686千円

という結果でした。

母牛の血統別に並べてみましたが、これと言って大きく偏るようなことは無いようです。
あえて、あげるとすれば、やや福之国との交配で増体がいいのかなという感じです。
まだまだ個体数が少ないのもありますが、今後もう少し特徴が出てくるのかもしれません。

ですが、考えようによっては、どの母牛に付けても、日齢体重くらいになるという期待感もあります。
何か、この牛の頑固さを感じますね。

下に、宮崎県畜産協会が集計した2月度の「種雄牛別セリ結果」を貼りました。
月での上場頭数としてはまだまだですが、ここに名前が載ることがうれしいですね。
ここで、1日増体量が集計され、0.90 と出ています。
生時体重30kgを引いて日齢で割った数字で、去勢もメスも日齢も関係なく、この数字が出てきてるのは、かなり安定した成長かなと思います。

血統が、安平×安福195の9×紋次郎×糸光◆であり、

気高系のような増体量は期待できませんが、準但馬として強い意志を感じますね。
安平の若かりし頃の能力が、再び発揮できるのかもしれません。
因みに、交配に使用したストローは「H5.5.11」採取のもの。
安平は平成元年(なつかしい~)生まれですので、若くピチピチしている時のですね。
順次、肥育へとステージを進めていった先発のこの安平王産子らには、いやいや言わず頑張ってほしいところです。
ご購買頂いた肥育農家さん、よろしくお願いいたします。

<参考記事>
宮崎県家畜改良事業団安平王検定結果
安平王の検定結果が出ました。

雌の検定結果H28.2.17
6頭、枝重462.4kg、ロース芯72.2㎠、バラ厚8.1cm、皮下脂肪4.0、歩留基準74.9、BMS7.5と出ています。


H27年11月~H28年3月都城子牛セリ市集計結果(税抜き)
21

◆宮崎県畜産協会が集計した、2月度の「種雄牛別セリ結果」
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1日増体量の0.90は立派です。


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コメント

宮崎県家畜改良事業団管理棟全焼(火事)について
原因は調査中ということでなんとも言えませんが、
県関連施設の不祥事が絶えないですね。
今回は「安平王」も含め35頭が飼養されている高鍋種雄牛センターで
あったため、kawabataさんもさぞかしびっくりされたと思います。
県関連の施設が最後の砦なのに、毎々最初の餌食になっている気がします。
職員及び幹部は、県民の宝(種雄牛)を守っているという
高い意識で職務をやってもらいたいと強く思った一日でした。
もし大事な種雄牛が火事で焼け死んでいたら・・と思うと管理体制などに強い憤りを
感じます。

>はまちゃん さん
これはちょっと酷いですね。
管理棟は別とはいえ、種雄牛へのストレスは尋常ではないですし、緊急事態ですので消毒もままならない状態での消火活動でしょうから、2重3重にも危機的状況といえます。
しっかりしてもらいたいの一言ですね。
ちょっと気になるのは、管理棟全勝ということですが、過去からのストローの入ったボンベは大丈夫だったんでしょうかね。
気になりますね。

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