「弓」の種牛への道ならず。そして「こよみ」も育種卒業。
6月に種雄牛候補の検査を受けた「弓」でしたが、残念ながら不合格と知らせが届きました。
7月のいつだったかは忘れましたが(ショックでw)、JAの担当者からこっそりと結果だけ伝えられました。細かい内容を聞いておく、と言ってくれましたが、相対的な比較評価も加味されるので、イイのがいれば引き下がるのみです。
その分、「弓」よりも市場性のある種雄牛候補がいるということですので、そちらに期待したいですね。
ここで、年間23頭という候補牛の壁がありますので、やはり難しいです。
「弓」はというと、もう先日去勢し11月のセリ予定です。2.3σでしたのでモリモリ食べて現在増幅中です。
それはさておき、遅れ気味だった育種組合の総会が8月9日に開催されましたが、今回の基礎牛名簿から、「このみ」は外れることになりました。
これまた残念です。
在籍期間は3年だったかな?その間、候補牛が3頭立て続けにオスで、2頭検査で不合格で、1頭は病死でした。今回が3度目の正直と思っていましたけどね。でも、基礎牛の期間、オスを連ちゃんしてくれる我が家の牛たちはエライですね。
名簿上は50頭で、今回約17頭入れ替わりますので、4~5年で総入れ替えになるので妥当なところでしょう。ですが、今回の名簿をよくよく見てみると、育種価のレベルの高さに圧倒しました。数年前3.0を超えるものは1~2頭だったと思いますが、今ではゴロゴロしてます。
「このみ」が押し出され、卒業を迎えるのは必然かなと思った次第です。
というより、数年後の宮崎の種雄牛レベルはもちろん、メス牛も今より更に数段上がるのではないかなという予感がしました。鞍之国、清福久、梅福久、真華盛と明らかに違うステージに移った感があります。そしてあの鳥取県の「ふくふく」も宮崎高千穂出身のメス牛。
今回の都城の基礎牛名簿が高くなっているということは、他地区でも同じ現象でしょうし、そして更には、その名簿から外れた高能力なメス牛が、ゴロゴロしていることを裏付けるのではないかなと。
この前誰かが、「役者が揃ってきた!」と表現したけど、まさしくその通りな気がしますね。
がんばろと思いました。
因みに、「このみ」には指定で耕富士が着けてあります。この産子まで候補牛として追いかけるのだったと思いますが、一応とりあえずたぶん恐らく無いだろうと思いますけど、僅かに期待しておこうと思います。平成29年(肉の年)の1月予定です。
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コメント
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そうですか、残念ですね。「弓」には、期待していたんですが、・・・。
基礎雌牛になるだけでも大変な難関。更に、雄を産み、買上、検定、フィールド検定、・・・・、遠い道のりですね。
そちらの育種組合では、母牛ごとの育種価が公表されるんですね。こちらは、人の名簿だけで、肝心の母牛の名号すら、不明です。ましてや、育種価など暗闇の中です。
その判明にかなりの期間を要したり、ある意味、幸運を味方にしないと判明しないサシBVにも、そろそろ見切りを付けて、鳥取県のようにゲノム育種価を採用すれば、良いと思うんですがね。
投稿: Cowboy@ebino | 2016年8月21日 (日) 11時00分
>Cowboy さん
基礎牛の育種価は会員にのみ全頭公開されています。なので、我が家の基礎牛がどの位置にいるのか良ーく分かりますね。
なので、下~の方に位置してたら、ちょっと肩身が狭くなるのがこの組合ですね。
でも、データは載せてあっても理解されていない方は半分以上ではないかな?
ゲノム解析の下地はできているんではないですかね。恐らく種雄牛の解析はされていることでしょう。母牛全体となると難しいので、基礎牛ぐらいはやってもいいのではないかと思いますね。
投稿: kawabata | 2016年8月21日 (日) 15時33分