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2017年1月18日 (水)

カムカム(CamuCamu)の栽培2016

ブラジルからペルーのアマゾン川流域で自生する「カムカム」の木。
その実はビタミンCを非常に多く含み、スーパーフードとして知られ、ジュースなどの加工品として多く出回っていますね。

その種は門外不出として手に入れられなかったのですが、現在はブラジルからのラインで入手できるようになっています。だからと言って、他の地域で栽培して自生するとは限らず、その地の気候風土に合うか合わないかはやってみないと分からないですね。
というか、当地がアマゾン川流域と合うとは到底思わないですが(笑)

そのことも重要ですが、2016年はオリンピックの年。それもブラジルのリオでしたね。全然関係は無いんですが、何か記念になるかなと思いました。

んで、少々高いのですが、半分遊びの要素も含み、5個注文したのが4月の事でした。
しかし返事が無いので問い合わせてみると、どうも伊勢志摩サミットの影響で通関が厳しくなっているのと、もともと現地の発送に時間がかかるとのことだったので、慌てても仕方がないので待つことにしました。
そして発送の連絡があり、到着したのが8月(う~ん)
栽培適期が3月~6月(うう~~んん)

悩んでも仕方がないので、種蒔きしたのが8月8日のオリンピック開催中でした。

しかし、栽培方法は手探りで、土も種類が分からないし、水やりも分からない。土質は問わず、多く水をやる、位しか情報は無いので、後はアマゾン川流域をイメージしてやるしかない答えのない栽培です。なので、一人でやると全滅するかもしれないので、3人で手分けすることとし、私は2個、他は分けて栽培スタートです。

私は芽だし用の土でポットに1個ずつ蒔き、毎日水やりして、日当りのいいとこや雨を避けたり、時にはバケツに水をためてポットの半分以上水没させてみたりと、アマゾン川をイメージして、まだかまだかと待ちました。
発芽には時間がかかる、という情報もあるのですが、それがいかほどの時間なのかわからない。1ヶ月も過ぎると、種はもう死んでるんじゃね?と思えてきますね。栽培適期の事も頭をよぎります。

そんなある日の晩、つまようじの先のようなものがツン!と?ほんの数ミリ。
何これ、発芽?それとも雑草の芽?よく分からんw
次の日、明るいところで見てみると、何かが出てるようには見えるけど、よく見えない。
よく見えないのは、老眼気味なのもあって、見たいけど見れない。仕方ないので、写真で取ってPCで拡大してみると、やはり芽ですね。
もう流石に種まきしてから41日が経ってる9月ですので正直疑いの目w
この日から観察の日々となりました。

伸びはゆっくりです。つまようじの先が膨らみ、葉っぱが開き、そして次の葉っぱと。次々と伸ばしていき葉っぱが開いていきました。成長するにつれ、葉っぱの形を見てみると、サイトにあったカムカムの葉っぱと同じだし、確信を得ましたね。カムカムだと!

成長の過程は動画をご覧ください。

面白いのは、このカムカムはやはり赤道下に自生する木だなと思いましたね。
発芽と同時に真っすぐ上へ伸び、葉っぱは2枚目4枚目6枚目と約60度位ずつずれて開いてます。発芽の最初は日光によく当たりたいのでしょう。太陽は赤道下では真上にあるので、葉っぱ同士が重ならないように、そして葉っぱの向きは真上を向いてましたね。
この地ではちょっと違うなと思ったことでしょう。成長と同時に日が傾きます。どうなるかなと思っていたら、やっぱり葉っぱは斜めを向いて太陽を向くようになりましたね。

さあ、これから先どうしたものか。植替えしたくても冬に突入ですから、ムリだし霜でも降りたらまず枯れる。とりあえずこの冬はポットのままで乗り切る予定です。
日差しも弱いので、流石に赤道っ子は元気がないですね。
春には植え替えをしてあげたいと思います。

因みに、発芽したのはこの1個だけ。他の方のと私のもう1個は全滅でした。発芽率20%です。かなーりの難関ですねここが。
答えのない栽培は難しいですね。でも楽しい~

Photo
5個購入。4ヶ月待ち~


Photo_8
アマゾン川で水没の様子をイメージ。


Photo_2
出た~。


Photo_3
伸びてきましたね。水やりのおかげでのりも張ってますね。


Photo_4
パカッとな。


Photo_5
葉っぱが角度を変えながら開いてきます。


Photo_6
真上から見ると、全部の葉っぱに日光が届くようになりますね。


Photo_7
これが2017年1月現在。18枚まで出てます。葉っぱも傾いてますね。
流石に寒いので色が薄くなってきてます。
落葉するのかな。
がんばれ~





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コメント

南アメリカは、パラグアイ国でカムカム栽培をしてます。現在100本を植え付け、後2年ほどで収穫予定です、日本での栽培楽しみですね。

星川孝 さん

コメントありがとうございます。
後2年ですか、待ち遠しいですね。そちらの気候ではよく育つんでしょうか。
こちらは冬が寒すぎるので大変難しいです。やはり土地土地に合った栽培って大事だなと思っています。
そちらもしっかり育つといいですね。

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