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2017年4月

2017年4月15日 (土)

BLV(牛白血病)エライザ検査法とは

エライザ(ELISA)検査法について調べてみた。

BLVに感染しているかどうかを検査するのに、牛から採血して家畜保健衛生所(家保)へ持ち込み検査してもらうのですが、実際どのような検査方法を用いて判断されてるのか分からなかった。
なので、ぜひ「検査しているところを見せてほしい」とお願いしたが、却下された。
というか、色々な病気を持ち込むところなので、あまり飼い主は立ち入らない方がいい、という安全面を考慮してだった。それと、見てても時間がかかり待つことになるので、お勧めしないというものでした。

ですが、説明には来れるということでしたので、ぜひお願いしてちょっとした勉強会となりました。

メンバーは、家保、普及センター、役場、そして私とお隣の牛飼いさんで。

それで、家保で実際にBLVの検査には「エライザ(ELISA)キット」というものをつかうそうだ。
ネットでもいろいろ調べているうちによく目にする名前です。

ざっくりと超~簡単に説明すると、

「BLVウイルスを発色させてその発色の強さで判定する」

というものです。下の写真に詳しく書かれています
(1)まず、96ウェルという穴の中にBLウイルスが張り付けてあるプレートを用意する。
(2)そこに、採血した希釈血液を流しこむと、含まれる抗体がウイルスとくっつく。
(3)そこに標識体を流し込み、抗体と標識体をくっつける。
(4)そこに発色基質を流し込み、標識体と発色基質とをくっつける。
(5)採血した血液に、抗体が含まれていれば強く発色するので、その度合いを、機械で定量測定し判定する。

という原理で、ひとつのプレートで44頭もの検査ができるそうだ。
ただ、各手順ごとの反応に30分、そして洗浄の時間がかかり、数時間は検査にかかるようです。最後に機械で判定するところは数分らしいですが、その前段が手間ですね。

精度は高いそうですが、感染直後の場合抗体か少ないため、発色が弱くなり検出できないそうです。なので、6カ月未満の子牛や、導入直後の牛は検出できない、または再検査を要するようです。ということで、キット化されていて手順も簡潔で分かりやすく、はっきりと白黒が判定されるそうです。
プレートを用意すれば、45頭以上でも測定は出来るようです。
なので、手順が分かり、検査要員さえ確保できればスピードは確保できるようですし、外注して家保以外でも検査は可能なようです。

しかし、ボトルネックは、やはり現場での採血の時間ですね。
全頭採血となると、結構手間暇かかり、ストレスでゴタゴタありそうですので、気を付けないといけないところですね。

因みに、このエライザ法は白黒つける分にはいいですが、抗体数が上がっていてリスクの高い牛を判定するのには向いていないようです。
こちらでは、宮崎大学で有料(数千円)ですがPCR法でも検査してくれるそうです。
これだと、感染している牛でも、高リスク牛と低リスク牛とに分けて判定するそうです。これだと、廃用や肥育向けの判断に利用できますね。


ということで、今回はエライザ(ELISA)検査法でした。
何分素人なもので、間違った表現もあるかもしれませんので、その際はご指摘ください。
また、補足が必要な時は、コメントでお願いします。

今回ご説明頂いた家保のSさんありがとうございました。

Blv1


Blv2


Blv3


Blv4


2017年4月 3日 (月)

宮崎県家畜改良事業団へ「安平王」を見に行く。

久々に、県の家畜改良事業団へ行くことができました。

というのも、

H29年度で、「安平王」他数頭が廃用を迎えるということでしたので、ぜひ最後の姿を見せてほしいと、JAを通じてお願いした結果、今回実現しました。
それも、口蹄疫以降、関係者以外立入厳禁の厳重体制の所、見学等は全て排除されていて絶対に入れないと思っていましたので、大変恐縮しきりでした。
併せて、殺処分された「福桜王」、「茂勝王」の眠る慰霊碑にも、お参りしたいとお願いしていたのも、実現へ導いたものと思います。

当然、車は中には入れず。人だけ消毒ルームに案内され、手洗い、全身消毒を受けて、そして全身防護服を身に着けての入場でした。もちろん持ち物はスマホのみです。

通されたのは会議室で、窓際から芝生の張ったスペースが広がり、そこに 安平王 は出てきてました。

かれこれ6年ぶりに再会できました。まぁ立派になってること。
僅か8ヶ月程で分かれていますので、力強くなっていました。
というか、特徴が顕著になるんだなと思いました。
前駆が非常に強く、お尻が小さく、骨じまりがよくといったところ。
そして、外に出たのが嬉しかったのか、ちゅわんちゅわんしてましたw

実際には、ガラス窓は開けれない条件でしたので、ガラス越しでの対面です。
それでも、近くに来た時には、その息づかいや筋肉の動き、毛並み毛艶などもよく分かり、丁寧に、そして大事に管理されてるのがよく分かりました。

廃用は実に残念ですが、年間9頭ずつ新規の種雄牛が誕生し、ここ高鍋と西米良の種雄牛センターに入ってくるので、世代交代はやむを得ないですね。
ここ最近の異次元ともとれる検定成績を叩き出すルーキーに比べれば、なかなか思い切った成績が残せなかった「安平王」にとっては、今までここ高鍋で暮らせたことは名誉なことだったことと思います。

5日には廃用ということでしたので、最後の雄姿を見せて頂いて大変嬉しかったです。
今まで、大事に育てて頂いて、関係者の皆さま、ありがとうございました。



それと、今回殺処分になった種雄牛達の慰霊碑にもお参りしました。

場所は、場外の北東部に位置していました。
場外ですので、普通に行くことができるそうです。

こんもりと盛り上げられたその一角は、芝生で覆われ手入れが行き届いていて丘のようなところ。
その手前に、慰霊碑が設置されていました。
中には49頭の種雄牛達と、その汚染物等が、相当な深さで埋められているそうです。

・・・6頭避難・・・うち忠富士が・・・発熱したのがいる・・・全頭殺処分指示・・・反対署名・・・まだか・・・
正にあの現場ですね。今でも足が震える感じが蘇ってきます。

「福桜王」「茂勝王」そしてあの「安平」もここで眠っているそうです。
49頭が安らかに眠ってほしいですね。

慰霊碑の前には、ビー玉が散りばめられてコンクリートに埋められて、光を放っていました。施工した工事の方が作られたそうです。それも50個。
「忠富士」も場所こそ違えど、気持ちは同じココ慰霊碑に埋葬されているそうです。
この話を聞いて、ちょっと気持ちが落ち着きました。

お参りしただけですが、長らく気にかかっていた所でしたので、安心しました。


これで、種雄牛の誕生から終了まで携われることができました。
種雄牛の最後を見に来られる方は無く、人知れず廃用になっていくそうですので、今回最後の雄姿まで見れ、そして慰霊碑も見れて、大変充実しました。

「福桜王」「茂勝王」「安平王」に携われた関係者の皆さま、大変ありがとうございました。


因みに、本日、育成の「みくの1(華春福×百合茂)」に「安平王」を付けました。


Photo
いざ事業団へ


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ガラス越しの 安平王

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元気そうでした。


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少し離れていますので写真は難しいですが、特徴がよく分かりますし筋肉の付き方骨具合も分かりますね。


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福桜王

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茂勝王

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忠富士



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英雄たちの慰霊碑

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レジェンドもいますね。



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慰霊碑

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50個のビー玉が光ってますね。

Photo_2
口蹄疫殺処分の慰霊碑へは、事業団の敷地外の東端の道から行けます。
制限は無いそうですので、いつでも行けるそうです。


18
たかもり、H12年産まれ、王達の母牛。清福久のメスを先日逆子で産んでなんとか無事でした。
もう今年で最後かなと。

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