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2017年7月11日 (火)

BLV(牛白血病)がん免疫薬で予防?

6月のある日、

「 北大、治療法ない牛白血病をがん免疫薬で予防 

という日経新聞電子版の記事が回ってきました。
Blv

人のがんなどの治療に使うがん免疫薬の仕組みを応用したもので、
治療法がない感染症の予防薬として実用化を目指す。

と書かれています。
でも、多くは語られておらずソース元も無いため気になっていました。

そこで色々と調べてみると、出てきました元情報の論文が。


2017年4月27日付 
牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-L1抗体)の開発にはじめて成功

2017年6月7日付 牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体)を,抗PD-L1抗体薬に続き開発

この2つがセットになっています。
内容はと言いますと、かなーり難しいのですが、

ウイルスによって免疫力を抑制されたものを、この免疫チェックポイント阻害薬で再活性化し、生体内でウイルス量を減らす。

というものらしい。
免疫チェックポイント?、T細胞?、阻害薬?、どこかで聞いたことないでしょうか。

あの、がん治療薬の最先端の薬品「オプジーボ」 

T細胞にかかったブレーキが外され、T細胞は活性を取り戻して、再びがん細胞を攻撃できるようになり、がんの治療として保険適用になったという話。
高額な薬品だけど、数万円で治療できると期待されてますね。

要は、この仕組みを牛の細胞に適用できるようになったというのがこの記事で、結果してBLVウイルスやその他の難治性疾病に適用しうるというものです。

むかーしのCMで「臭いにおいは元から立たなきゃダメ!」とありましたが、正にそれですね。

今夏より実証試験を開始するとしています。
気になるのは、その効果と食肉としての適応ですね。
牛白血病を発症したものは無理としても、BLVに感染している牛への治療・発症抑制・ウイルスの極少化、ですかね。
そして、ワクチン化しての感染抑制でしょうか。
いろいろ考えられますね。

ただ、後はお金の問題。
はたして、経済動物への医薬品として採算が合うところまで抑えられるのか、ココが大きなキーになるのは必至です。

そして、重要なのは、この記事で農家さんが受けた印象は
「なんだ、BLって治療できる病気になったてことじゃん

となってはまずいですね。
まだまだ開発段階ですし、数万円もしたら多頭には意味は無いですから、感染を抑制して抑制して、最後の所で使うようにしていかないといけないですね。

ま、どちらにしても、今後の開発が期待されることは間違いないですね。

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