「福桜王」が枝肉共進会に。
また、この種牛の記事を書くことになるとは思いませんでした。
先日の6月18日に行われたJA宮崎経済連和牛枝肉共進会に、福桜王を父に持つ牛が最高ランクのA5のBMS12番という成績を叩き出してくれました。
残念ながらGCではないですが、最高ランクでの成績ということで驚いております。
出品頭数104頭の中での12番というのは、共進会ということでもあり40頭程になってます。
ですが、世間の主流は、耕富士、義美福、美穂国、秀正実を父に持つ牛ばかりです。
メジャーでもなく、(今となっては)特段の成績を残したわけでもなく、何より精液が流通する前にあの口蹄疫で殺処分された福桜王ですので、出品にあたり相当の不安があった事だろうと思います。
でも、それを押してでもその仕上がり具合に余程の自信があったのだろうと思います。
共進会という大きな舞台で、それも最高ランクの好成績を出してくださった肥育農家さんには感謝しかありません。
N村さんありがとうございました。
並びに、子牛を生産された繁殖農家のS下さんにおかれましても、よくご理解し生産して頂いたことに大変感謝申し上げます。
指定交配とは伺ってはいますので、もしかしたら別の道もあったかもしれないと思うとゾクゾクします。
桃白鵬がんばれ~、応援しております。
今回は共進会という舞台での話なのですが、出品された1頭の牛に、繁殖生産された農家さんや、それをセリ落とした肥育農家さん、指定交配を依頼したJA担当、種牛を生産した我が家、それ以外にも多くの方々が関わって、牛肉としてそして宮崎牛として生産されてることに、この日本の和牛の奥深さが感じられますね。
1頭1頭の牛それぞれに、いろいろな物語があってココに生産されているんだろうなと実感してます。
最後は、消費者の皆さんでおいしいと笑顔で食べて頂けると大変ありがたいです。
血統:福桜王×福之国×安平
枝肉重量:564.1kg
ロース芯:76cm
バラ厚さ:8.3cm
皮下脂肪:2.9cm
推定歩留:75.2
BMSNo:12番
等級:A5
購買先:(株)みやちく宮崎営業所さま
福桜王の記事はこのリンク先でまとめて見ることができます。
http://usi-cow.cocolog-nifty.com/blog/cat23234465/index.html
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