« 2019年7月 | トップページ | 2019年10月 »

2019年9月

2019年9月25日 (水)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その6)。

県の家畜防疫対策課より、対応結果の電話連絡を頂きました。

9月19日 17:55 宮崎県 家畜防疫対策課 防疫指導担当 T口氏 電話にて

(県)登録協会へ再度説明した結果、やはり変わらず。

   「登録協会内で協議した結果、個別の対応はできない。

    どうしても、ということであれば支部へ再度要望をあげてほしい」

   という回答だったとの説明だった。

(私)そうですか。

   確認ですが、ガイドラインに「本病の衛生対策としては、家畜の飼養者、家保の職員、獣医師、

   家畜人工授精師、関係機関等が一体となって取り組むことが基本・・・」と頭に謳ってありますが、

   この関係機関等に登録協会は含まれるのでしょうか。

(県)「・・・と思いますが」といったような不明瞭な回答。

(私)関係機関では無いわけがないです。これだけ和牛に関係している機関はないです。

   この登録はもとより、共進会や種雄牛造成とあらゆるところで関わっています。

   必ず該当します。

   そのことを踏まえても、今回のBL対策には協力的でなくてはならないと思います。

 

   今現在、各所でBL対策協議会が立上り、市場の清浄化に取り組んでいるところ、これから協議を

   進めるところとあります。

   その対策協議会のメンバーに、登録協会は含まれてますでしょうか。

(県)現在立ち上がっているところについては、登録協会は含まれていません。

   (メンバー表にて調べてもらいました。)

(私)驚きました。都城は含まれていないことは存じていましたが。

   そのことからも登録協会がBL対策に後ろ向きな対応になるのではないのでしょうか。

   本来、BL協議会に登録協会も含めるべきです。

   それと、宮崎県としては、BL対策により県内全域の清浄化を目差しているということでいいので

   しょうか。

(県)勿論です。県で予算を確保して、条件はありますがBLの検査費用は補助する形で推進しています。

(私)費用を当てることは他県もやられているのではないのでしょうか。

   県として清浄化を推進している事とは言えないのではないのでしょうか。

(県)他県では補助の形で予算化されてるところは無いと思います。

   よって県として費用面での推進はしてます。

(私)では、私の農場が清浄化しているということは、県の方針に合致しているという事です。

   清浄化を達成した農家はその先端にいるということになる。

   にもかかわらず、清浄化農家は冷遇されているのではないでしょうか。

   前回の電話時、登録検査を時間差で後から来ることを提案されていましたが、なぜ清浄化農家が、後から

   コソコソと登録検査を受けに行かないといけないのでしょうか。

   清浄化が標準なのであれば、むしろ優遇されてもいいはずである。

   わざわざ別便のトラックの手配をしないといけないのか理解できない。

 

   そして、県として県内全体の清浄化へ向けて動けないのか。

   各市場ごとにBL対策が進められている。この現象は他県では見られない現象と思う。

   現在肉質では他県とも差がなく、旨味、味に差をつけようとオレイン酸を謳ってる県もあり先行され

   ている。

   ですが、これから先は安全安心が求められてきている。

   県全体でBL対策に打って出れば、その先端県に出られる。その一番近い位置にいると思う。

   都城もこれからだが、南那珂、延岡も追随してくれば県を挙げての安心安全を発信でき、先進県に

   なれる。

   やる気の問題でもあるけど、県からのもうひと押しが必要な時だと思います。

 

   今回の件は実に残念です。

   ですが、再度要望を上げて、とあるので再度要望書を上げたいと思います。

   前回の牛は9月分娩ですのでその牛と、新たにもう1頭の2頭を12月に登録検査予定です。

   未登録のまま分娩していますが、登録無しと云うわけにもいきません。

   だからと言って、集合検査でBLをもらって帰るのはもっと嫌です。それこそ本末転倒です。

   ですので、再度ご協力お願いいたします。

(県)了解です。

 

                                        ~以上~

 

 

 

   

2019年9月22日 (日)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その5)。

9月13日、家畜保健衛生所にお願いし、県の家畜防疫対策課を紹介いただいた。

吸血昆虫のブユについて伺った折、県内の家畜防疫で中央司令塔となる県の家畜防疫対策課と話がしたいと申し入れし繋いでいただいた。

今回の件でも、私の発信した文書はこの家畜防疫対策課を経由してそれぞれに伝わっている。

よって、登録協会とのやり取りはココを窓口としているので大変重要な話をすることとなった。

 

9月13日 10:00 宮崎県 家畜防疫対策課 防疫指導担当 T口氏 と電話にて。

(県)話は聞いている。家畜保健衛生所の説明を登録協会へ伝えてある。

   登録協会としての見解は、

   「個別の特例は認められない。県内全農家6000軒を回っており、対応しきれない。

    従来通りの集合検査での対応とすると、協会内で協議済み。

    家畜保健衛生所の回答の対策をすれば、ゼロにはならないがリスクを下げることができる。」

   ということでした。

   県としてはこれ以外に、案として時間をずらすことも有効と考えている。

(私)時間をずらして後にする案は、前も含めて牛の積み込みのアクセスに問題が生じる。

   運送屋さんが少ない中、更に別便での運送依頼は難しい。

   最終的に、他の牛と同じ積み込みになってしまい曖昧になる可能性がある。

   待ち時間や2往復など理解を得られる要素が無いに等しい。

(県)防疫のためと頼めば、別便での運送は可能なのではないか。

 

(私)軒数が多く対応しきれないというような意見ですが、清浄化の農家が今後6000軒あるわけではない。

   清浄化も今後数年かけて達成してくる内容であり、尚且つその中で登録牛が出てきて、自宅検査を

   希望する農家は年に数軒程度と思われます。

   徐々に多くなるが、後に逆転することとなると思われます。

   なので、今回の処置は時限的対応と思っています。

   それに、各地域に登録協会の支部があり、JA職員が資格を有しておりそれぞれ対応しています。

   現在でも高齢者宅や多頭農家宅には登録協会員と支部員とが別班に分かれて自宅検査に回っています。

   このことからも、清浄化宅を回っても大きな手間にはならないと思われます。

   登録協会員が全てを回っているわけではないことからも、対応は十分可能と思われます。

(県)回れるか否かは登録協会の判断ですので、県からは何とも言えない。

 

(私)現在宮崎県は他県よりかなり先行している。

   その中でも、今回の登録の案件については初動の段階です。

   清浄化農家がまだまだ少ない中であり、今回のような意見は県としても違和感があると思います。

   ですが、清浄化を今後進めていく上では、必ず問題になってくることであり、今の段階で防疫側に

   変えていく必要がある。

   そのことが、今後清浄化を進める上では大きなメッセージとなり、躊躇する農家の背中を押すことと

   なります。

   それと、責任の所在を明確にしてほしいと思っています。

   家畜保健衛生所の説明では感染のリスクは下げられるとしていますがゼロではないということ。

   感染したときの損害は計り知れないので、それを農家に押し付けるのはおかしいと思っています。

   家畜保健衛生所が責任を取られるのでしょうか。

(県)県と家畜保健衛生所はアドバイスとしている。

   責任の所在は実施主体の登録協会にあります。

(私)今回の案件で、登録協会は家畜保健衛生所の判断を仰いで決定したとされています。

   協会と家保の双方で責任を押し付け合うことにはならないのでしょうか。

(県)登録協会の責任で判断したと聞いています。

 

(私)基本的な要望としては、リスクゼロの自宅検査。

   それと、責任の明確化。

   県の防疫の要である家畜防疫対策課から強く言ってほしい。

   過去の口蹄疫のように、初動が失敗したと言われないよう今の段階で対応をお願いしたい。

(県)家畜防疫対策課から登録協会へ、時間をずらす案も含めて、再度要望伝える。

   今後、どうしても要望を実現したいという事であれば、個別に登録協会へ要望して調整してほしい。

(私)了解しました。

   登録協会の方を繋いでいただけるようお願いする。

として、電話を切りました。

 

~後日へつづく~

 

 

2019年9月14日 (土)

BLV(牛白血病)ブユ(ブヨ、ブト)はどうなの?

BLウイルスを媒介する吸血昆虫として、アブやサシバエが主な対象になっている。

ガイドラインには、

 「BLV感染拡大の原因は、・・・、吸血昆虫(アブ及びサシバエ)の媒介・・・」

と書かれている。

じゃあ、他の吸血昆虫はどうなの?ってとこに行きつきますね。

で、気になるのはブユ。地域によってブヨ、ブト、と呼ばれるようです。

都会には少ないらしいですが、山や川、藪のある所には生息しているようです。

この虫は、口器で噛み切って吸血し毒素を注入するそうで、大変イタ痒いですね。

これがBLVを媒介するのか、家畜保健衛生所に確認してみました。

結果は、「媒介する」ということでした。

正確には、媒介する可能性が無いとは言えずリスクがあると。

しかし、「ブユがBLVを媒介する」というが文献が見当たらないということでした。

はっきりすることを期待してたのに残念でした。

実は私は、以下の文献に「水平感染(アブ、ブヨなど)による水平感染・・・」とありましたので可能性はあると思っていました。

・学術シンポジウム 北海道大学
 「増加傾向にある牛白血病の現状と対策~診療現場からの声に対して~」pdf

全国に存在する家畜保健衛生所ならそういった知見は供用され、何が良くて何がダメなのか、現場が疑問に思うようなことは先行して調べ上げて、イザとなった時に即座に判断対処する組織だと思っていましたが、正直残念でした。

で、このブユの厄介なところは、ほぼ一年中いるということです。但しこの地域ではですが。

正確には、2月頃から12月頃までいます。涼しい季節又は涼しい時間帯に出没するのでアブとは出現時期が違います。

冬でも暖かい日が続くと出てきます。真夏は朝や夕方の時間帯に。

なので、ここ南国と言われる地域では、吸血昆虫によるBLVの水平感染のリスクは長い期間さらされるということになりますね。

とはいえ、BLVをブユが媒介するかは疑問の残るところです。

口器に付いた血液が乾かない時間で、他の牛を吸血するのかです。

ブユの移動範囲は比較的狭く、吸ってしまうと近くの柱や壁に止まって動かないからです。

涼しい気温の低い血液の乾きにくい時期に吸血するので危ういですが、移動範囲が狭いので他の牛に吸血しに行くかどうかは分からないですね。

ですが、やはり文献にもあります通り、「BLVを媒介する吸血昆虫である」と認識しておいた方がいいのでしょうね。

 

因みに、じゃあダニはどうなの?ということですが。

文献にもあります通り、ダニは吸血すると離れてしまい、再吸血はしないようです。

なので、短期連続吸血はしないので、BLVは媒介しないそうです。

 

ということで吸血昆虫による水平感染ですが、実際に媒介するには、感染牛のウイルスの量によって、吸血昆虫の吸った血液にどれだけそのウイルスが含まれるかによる要因が大きくなります。

まだ、検査に躊躇されている農家さんにおかれましては、速やかに検査し、まずは水平感染を食い止めることが先決と思われます。

いまこのブログを読んで頂いている最中にも、久の母牛の隣に高ウイルスの感染した牛がいて、アブやサシバエやブユがウイルス入りの血液をチュ~チュ~チュ~してるかもしれません。

そう思うと、今夜は寝れなくなりますね。

« 2019年7月 | トップページ | 2019年10月 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

GoogleAdsence

  • GoogleAdsence
無料ブログはココログ