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2019年9月22日 (日)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その5)。

9月13日、家畜保健衛生所にお願いし、県の家畜防疫対策課を紹介いただいた。

吸血昆虫のブユについて伺った折、県内の家畜防疫で中央司令塔となる県の家畜防疫対策課と話がしたいと申し入れし繋いでいただいた。

今回の件でも、私の発信した文書はこの家畜防疫対策課を経由してそれぞれに伝わっている。

よって、登録協会とのやり取りはココを窓口としているので大変重要な話をすることとなった。

 

9月13日 10:00 宮崎県 家畜防疫対策課 防疫指導担当 T口氏 と電話にて。

(県)話は聞いている。家畜保健衛生所の説明を登録協会へ伝えてある。

   登録協会としての見解は、

   「個別の特例は認められない。県内全農家6000軒を回っており、対応しきれない。

    従来通りの集合検査での対応とすると、協会内で協議済み。

    家畜保健衛生所の回答の対策をすれば、ゼロにはならないがリスクを下げることができる。」

   ということでした。

   県としてはこれ以外に、案として時間をずらすことも有効と考えている。

(私)時間をずらして後にする案は、前も含めて牛の積み込みのアクセスに問題が生じる。

   運送屋さんが少ない中、更に別便での運送依頼は難しい。

   最終的に、他の牛と同じ積み込みになってしまい曖昧になる可能性がある。

   待ち時間や2往復など理解を得られる要素が無いに等しい。

(県)防疫のためと頼めば、別便での運送は可能なのではないか。

 

(私)軒数が多く対応しきれないというような意見ですが、清浄化の農家が今後6000軒あるわけではない。

   清浄化も今後数年かけて達成してくる内容であり、尚且つその中で登録牛が出てきて、自宅検査を

   希望する農家は年に数軒程度と思われます。

   徐々に多くなるが、後に逆転することとなると思われます。

   なので、今回の処置は時限的対応と思っています。

   それに、各地域に登録協会の支部があり、JA職員が資格を有しておりそれぞれ対応しています。

   現在でも高齢者宅や多頭農家宅には登録協会員と支部員とが別班に分かれて自宅検査に回っています。

   このことからも、清浄化宅を回っても大きな手間にはならないと思われます。

   登録協会員が全てを回っているわけではないことからも、対応は十分可能と思われます。

(県)回れるか否かは登録協会の判断ですので、県からは何とも言えない。

 

(私)現在宮崎県は他県よりかなり先行している。

   その中でも、今回の登録の案件については初動の段階です。

   清浄化農家がまだまだ少ない中であり、今回のような意見は県としても違和感があると思います。

   ですが、清浄化を今後進めていく上では、必ず問題になってくることであり、今の段階で防疫側に

   変えていく必要がある。

   そのことが、今後清浄化を進める上では大きなメッセージとなり、躊躇する農家の背中を押すことと

   なります。

   それと、責任の所在を明確にしてほしいと思っています。

   家畜保健衛生所の説明では感染のリスクは下げられるとしていますがゼロではないということ。

   感染したときの損害は計り知れないので、それを農家に押し付けるのはおかしいと思っています。

   家畜保健衛生所が責任を取られるのでしょうか。

(県)県と家畜保健衛生所はアドバイスとしている。

   責任の所在は実施主体の登録協会にあります。

(私)今回の案件で、登録協会は家畜保健衛生所の判断を仰いで決定したとされています。

   協会と家保の双方で責任を押し付け合うことにはならないのでしょうか。

(県)登録協会の責任で判断したと聞いています。

 

(私)基本的な要望としては、リスクゼロの自宅検査。

   それと、責任の明確化。

   県の防疫の要である家畜防疫対策課から強く言ってほしい。

   過去の口蹄疫のように、初動が失敗したと言われないよう今の段階で対応をお願いしたい。

(県)家畜防疫対策課から登録協会へ、時間をずらす案も含めて、再度要望伝える。

   今後、どうしても要望を実現したいという事であれば、個別に登録協会へ要望して調整してほしい。

(私)了解しました。

   登録協会の方を繋いでいただけるようお願いする。

として、電話を切りました。

 

~後日へつづく~

 

 

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コメント

「登録検査の実施主体は、登録協会にある。」と県は言い、登録協会は、「家保の見解を参考にしている。」という。
これを世間では、堂々巡り、また、責任のなすり合いとも言います。
登録協会は、もし、全戸数が現在の庭先検査の要件(基本4頭以上、畜主が70歳以上は3頭以上)を満たしたなら、6000戸全戸数、回るんじゃないんでしょうかね。実施可能なんじゃないんでしょうかねぇ。それに、言及しないのは、フ・シ・ギ。

>Cowboy さん
ホントにその通りです。牛のことより自分達の手間が増えない努力をしているようです。
今がまさしくBL感染拡大の初動対応だということを考えてほしいところです。
ここでルールを作らないと、後々問題になることは理解されないのでしょうかね。

登録協会は人員不足なのでしょう。
蔓延防止の意味での正論を言われても現体制、人員ではできない。と言えないのでしょう。
もしこの対応することになれば道案内を兼ねた職員を含め○人の増員が必要、登録費用値上げさせてもらえますか。と言えないのでしょう。
希望者だけというが、そんな対応が公的機関にできるわけがない。対象はみんな同じに扱う。と言えないのでしょう。

公的機関とはそんなものでしょう。人さえ増やせばやってくれるでしょう。スクラップアンドビルドは苦手です。

と受け取りました。

>脱サラの牛飼いさん
実際には、JA職員や畜連の職員が、登録協会の登録官の代わりに、4頭以上の受検農家には、庭先検査を実施していますので、実績があるわけです。
このことが、あるからこそ、食い下がれるわけです、「できないはずないでしょう」と。少なくとも我々には、面倒なことはしたくないとしか映らないわけです。

>脱サラの牛飼い さん
責任ある組織は思考停止してはいけない。
あらゆる場面で壁にぶつかることはよくあること。
時代に即応して柔軟に変わっていく事こそが、延々と続く組織となり得ます。
ガイドラインが制定されて以降、清浄化こそが標準となりました。
登録協会もそのことに早く気づいて、自らの立ち位置を変化させないといけない時期に来てると思います。
なので、こうやって協議を重ねていますが、ゼロを1にすることなので中々うまくはいかないですね。
Cowboyさんのおっしゃる通りで希望はありますが。

Test、ちょっと不具合にて。

清浄農家の比率がわかりませんが、仮に15%だとしたら900戸を新たに回る必要がでてくるわけですよね。仮に帯同者含め、前後事務を合わせ1日7戸だとすると約130日X2人=260日、ほぼ専従1人の職員が新たに必要となります。これをどう解決しますか。

残業ですか?残業は約3割費用が嵩みますよ。と、思いながら県担当者は言っているのではないでしょうか?

たぶん和牛繁殖も乳牛の牛群検定組合のような農家組織が必要かと思います。
そこが、(補助金は入っていますが)審査事務、審査立会補佐を行うぐらいのことをしないと前に進まないように思えます。

乳検と違って、登録がかんでいるので全戸強制参加という高いハードルがありそれも難題です。

個人的には全国的に肉検を作って枝肉成績及び繁殖成績の収集解析と登録事務を行うのが良いように思います。

>脱サラの牛飼い さん
この6000軒にコミットしてもあまり意味を成さないです。
これって交渉するときのアレですので。
そして誰に提示した数字なのかとか、ということも含みでです。

今はホントの意味での初動対応を要望している段階ですので、防疫を推進しなければいけない家保ですらアレルギー反応を示しています。
ですが、動いてもらわないといけないところには責任をもって動いてもらいたいと思っています。

因みに折角ですので、是非脱サラの牛飼いさんの農場のBLの対応状況と考え方をご教授願えないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

数字を好き勝手に使うと信用されなくなりますよ。

我が家は白ではありません。

不勉強でわかっていることが少ないのですが、感染力、発病率、薬の開発の兆し、抵抗性因子の存在を考えれば、なにがなんでも清浄化とは思っていません。肥育でほとんど発症、死亡しない(0.01%ぐらいかなと漠然には思うがわからない)、繁殖牛は10産まであまり発症、死亡しないがそれ以降は少しはでても仕方ない。程度で付き合えればそれで良いとおもっています。

抵抗性因子の保有率がどのくらいかか知りませんが、2割?3割?ぐらいあれば遺伝子検査しながら選抜するのが、ウイルス側から対応するより簡単ではないかと思います。

家保等がはっきり言えないのは財政当局から人員、予算の裏付けをもらっていないからだと思います。。裏付け無しに発言ができるレベルの仕事量でないですから。重要疾病であればあるほど希望者のみなどと言うことはしないです。異常産のワクチン接種ではないのですから。(私は異常産の方がある意味重要)


放牧や集合させる行事には厄介なウイルスですね。

>脱サラの牛飼い さん
発症すれば届出伝染病ですが、それまでは基本「白」です。
これは法律上の話であって、ガイドライン上では「真っ白」にしましょうと言ってます。
私たちが担っている繁殖という仕事は、肥育さんや次の繁殖屋さんに、安心で安全な子牛を引き渡すことです。
その為には、今後「真っ白」でないと販売先の経営の危機にまで落ち込む要因を秘めています。
そのことをもっと「上」の人達に分かってもらわないといけないんですがね~
決して自身の我ままの為だけにこうやって声を上げてるわけではないんですが。

家保は忖度防疫です。予算も権限もありません。

6000軒の話は登録協会が出してきた数字です。
ですが、単位を「件」とか「頭」とかになると、また違った風景が見えてくるという意味です。
登録協会も、数字を出したはいいけどブーメランになることをよく理解しないとねw

>脱サラの牛飼い さん
やや齟齬をきたしている気がします。
▼登録検査専従者増員に関して
一人くらいなら、何とでもなります。何故なら、例えば、私の住むえびの市の登録検査は、年4回行われ、基本、他地域の検査とは、同じ日程にはなりません。従って、他地域のJAや畜連の職員の中の登録官の資格を有した人を充てることは十分可能だからです。現に、今でも、応援部隊は、稀に見ることがあります。それでも、現役ではどうして難しいなら、ワンポイントで、OBにお出ましいただくことも可能なのでは。
▼清浄化に関して
我々は、現段階では、最終的に県全体での清浄化を目指しています。今は、地域ごと(宮崎中央、高千穂、小林)で実施しています。しかし、この動きが、やがて、全国に波及し、もし、清浄化が達成されれば、上記、個別の庭先検査など必要なくなるはずです。あくまで、戸別訪問(庭先)検査は、それまでの暫定措置なのです。

残念ながら、今は、他地域との差別化(当該地域の雌子牛は、他地域と違いBL検査済みですよ。安心してください。)を図ることに重きが置かれています。そうやって、集客しようとする優位性は、いずれ、意味がなくなることを目指していきたいものです。

今現在、飼っている牛が全頭BLフリーなら、そこにBLVを侵入させる危険性を排除するのは、至極真っ当な話でしょ。このことが理解できない人はいないと思うんですがねぇ。
発症すれば死に至る可能性があるATLの話と同じとは言いませんが、自分の家族全員が当該ウィルスフリーであったとき、わざわざ、ATLを発症した人がいる場所へ送り出しますかって話です。

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