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2020年9月

2020年9月21日 (月)

みくの1 の採卵(耕富士)

9月18日は「みくの1」の2度目の採卵でした。

 みくの1 華春福×百合茂×安糸福

 授精種  耕富士

一度目は2年前の4月で真華盛での採卵でした。
ABで13個の凍結、総回収卵数27個とまずまずの成績。

そして昨年、2度目の採卵と予定していたのですが、産後の回復が鈍く発情も安定しない。
獣医に診てもらうと卵巣が扁平してて、あまりというかかなりよろしくなく採卵は断念。
町の協議会で補助金付きで導入しており、2年連続の採卵が条件でしたが状況により
次年度持越しということで今年の採卵となりました。

5月に無事出産し採卵の段取りに入るころには7月、発情も良好ではあるもののプログラムスタートは8月。
連日の猛暑が続き夜間でも気温が下がらない最悪の夏。
牛達にとっては身に危険を感じるほどの環境である中、9月18日採卵予定日へ向けてのプログラムでした。

9月に入り少しだけ気温も落ち着き、食も落とさず元気な様子を見てると問題ない様子でした。
いざ採卵してみると、
A-2
B-3
C-1
D-4
未授精-5
総回収卵数15個と、若干少なかったのかなと。
いやいや、凍結が5個あり猛暑の中でのコレなので十分頑張ったじゃんと。
でも未授精が5個と、何とも複雑な気持ちでした。
今回はそれとは別に、「未排卵」も10程あると聞きました。
プログラムで過排卵処理に十分反応していたまでは良かった。
しかし、やはり今年は気温ですね。
現在発育していた卵胞はその2か月前頃から発育しており、そこへこの暑熱があり発育を阻害しあれやこれや。
子牛も付いており母乳を出しながらのなので、体の中ではそれはそれは大変だったことだと思います。

みくの1お疲れでした。

もし、来年があるとすれば冬ですね。
期待できるのかもしれませんね。

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コンディションは悪くない。

 

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発情のタイミングが早かった。なので授精のタイミングも早めたけど、未授精はやはり存在した。
未排卵もあったということなので、恐らく後の方で成熟し排卵したものかと。精子がそこまで持たなかったのかな?

2020年9月17日 (木)

菜 と けいと のセリ市でした。

9月15日は「菜」と「けいと」のセリ市でした。

「菜」
血統は、耕富士×丸宮照×美穂国×福桜
体高121、胸囲154、体重303kg、日齢249日で
セリ値737千円で、鳥取県の肥育農家さんにご購買頂きました。
大変な高値でのご購買ありがとうございました。
ある人から、「来月出したらもっとよかったのに!」と言葉をかけて頂いたので、
「来月は忙しくなるので」とその時は即座に答えました。
来月10月は稲刈りが入るし、イタリアンの播種やワラの回収と確かに忙しくはなります。
ですがホントは、若齢で出すことで生産側で仕上げるのではなく、肥育農家さんでの飼養期間を
取ってもらって肥育を好みに仕上げてもらえるようにしています。
体重は軽くなるのでセリ値も上がりきらないので安くで導入が可能となります。
一方、生産側としては高値は期待できませんがそこそこのセリ値で買って頂く代わりに飼養期間が
減るのでコストも下げられます。
新型コロナの影響もあり、肥育現場では大変なことになっていることと思います。
なので少しでも導入時のイニシャルコストを下げてもらえればと思っています。

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「けいと」
血統は、愛日向×耕富士×勝忠平×紋次郎
体高117、胸囲151、体重279kg、日齢272日で
セリ値616千円で、鹿児島のMFさんにご購買頂きました。
大変ありがとうございました。
都城にも農場があるようですね。
こちらも若齢でこの出荷ですので体重もそこそこです。
保留しようかとも思いましたが、繁殖・肥育どちらになるかは分かりませんが、
しっかり出荷して相場の安いうちに導入してもらって、2年後の収入の基になれるようにと
出しました。
景気が悪くなると「どうせ安くなるから」と保留に動きがちですが、逆で安くでも市場でお金を動かし
景気を回す方が後々自分に返ってくると思います。
小さく委縮してまとまってみても何も良くならないので、とにかく出荷していくことが大事ですね。

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ということで2頭とも無事出荷できました。
両方ともにBLフリーでモネンシンフリーでお届けしました。

 

 

2020年9月12日 (土)

もんど の採卵

自家保留した「もんど」ですが、この程受精卵を採卵しました。

 もんど、安福久×勝平正×福桜

 授精種、富久竜

キッカケは、本町の受精卵協議会に受精卵が無い、ということでした。
無いということは順調に利用されているということでいいのですが、在庫が無いということは
適時適正に供給できないということですので協議会の存在意義がなくなりますよね。

協議会の採卵予定の牛は導入の段階からターゲットを絞って補助金付きで導入し、2年がかりで
2回採卵します。
ですがこれが中々なようで、うまく個数が確保できていないようです。
そこで、協議会では在来牛でも採卵する取り組みを従来行っており、借り腹代を支払って
採卵するようにしてます。
ここ最近はやっていなかったんですがもしやと思い、うちの「もんど」で採卵しませんか?
と問い合わせてみた結果、実現したのが今回の採卵でした。

5月6日に無事初産して以降順調に回復。
正常な発情を確認した次の発情からプログラムに入る段取り。
子も付いていることから正常な発情を少し遅れて7月21日に確認。
そして次の発情が8月10日に確認し状態も良好。
ここから9月1日採卵へのプログラムスタート。

しかし、連日の猛暑。下がらない夜の気温。降らない雨。
9月1日までの間、採卵には不向きな条件でストレスのかかるプログラムで母体には負担を
強いる状態でしたが、食も落ちず、子も体調を崩すことなく最後まで頑張ってくれました。
受精時、エコーで確認してみると、中々の反応で10はいかない位の反応が確認でき期待も膨らみました。
血統上、父が安福久なので採りにくいのではないかとの周りの意見もありましたので、
過剰な期待は押し殺して、とりあえず日常管理に努めるのみでした。

そして採卵。
A-4個
B-3個


未授精
変成卵-1個
計 8個回収 でした。
この内、1個は生移植として早速利用されました。

結果して「もんど」にしてみては初めての採卵だったしどういう反応を示すのか未知数でしたし、
安福久を採卵するって難しそうだなと思っていたので、これだけ回収できただけでも良しとしたいと思います。
町の協議会側としても在庫が確保できたし、何より安福久からの採卵は何年振りからしく、
引き合いが強いように思われるようです。

「もんど」においては猛暑の中よく頑張ってくれたので、ゆっくりしてもらい次の種付けを
目差したいと思います。

因みに、必要な経費は全て協議会でみてもらい、私は借り腹代と受精卵買取代をもらいました。
今回は自分の分の割り当ては無しです。

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