カテゴリー「種雄牛」の94件の記事

2016年12月 7日 (水)

忠富士のお墓へ

前の記事に続き、和牛生産部会の視察研修を抜けて、単独で緊急避難施設と忠富士のお墓へ行った。

特例で緊急避難した種雄牛6頭でしたが、内1頭が発症。それが忠富士でした。
他の5頭は、福之国、勝平正、秀菊安、美穂国、安重守で、正にその後の宮崎を支え続けた5頭ですね。

この6頭が特例処置を得て、直ちに避難先を求めたのが西米良村。しかし、そこは近隣に家畜がいる事かわかり、そのまま野営。そして見つけたのが西都市の尾八重(おはえ)地区にある尾八重牧場跡地で、正確には眺望館という集会施設のある広場のようです。
ここへ緊急避難施設として種雄牛の牛舎を建て、厳重管理下に置いた。

しかし、忠富士だけが感染を示す結果を示し、患畜として殺処分された。

事業団に残された49頭の種雄牛は、一部に発症が見られ、患畜、疑似患畜として殺処分され事業団内へ埋葬された。

他の5頭は、この眺望館の前と、少し離れた場所とに分かれて、2カ所で厳重な管理の下、検査結果も問題なく、最後まで難を逃れ、そして元の事業団高鍋種雄牛センターと、高原町の産肉能力検定所へと分散して帰っていきました。

以上のような経緯ですが、私はずーと気になっていたのが、忠富士の埋葬場所です。
避難したところで殺処分扱いになったので、その場所からは移動できないはず。仮の施設なので、ホントにそこへ埋葬するのだろうか。
他の49頭は事業団内で埋葬なので別々なのか。といった疑問が当初からあったのです。

そこで、口蹄疫からしばらく経ってからですが、事業団の方と話す機会があり、この疑問を聞いてみると、やはり緊急避難施設のところに埋葬してあるということでした。

行ってみたい・・・

行っても何もならないのですが、唯一事業団の施設以外で、種雄牛の墓を間近にできるところ。
それも、宮崎のトップになる種雄牛であったにもかかわらず、無念の内にこの世を去った虚しさを感じるところ。
そして何より、1頭だけ、他の種雄牛の仲間達とは別々に埋葬されてることの寂しさを、感じずにはいられないところかなと思います。

たった、1頭だけ・・・

今回、研修とはいえ西米良種雄牛センターまで来たのだから、ココへ行かないわけにはいかない、そう思い、ココへ向かいました。

一ツ瀬川沿いから曲がり、大椎葉トンネルを抜けて直ぐ、尾八重と南郷との表示看板。当然尾八重へと思い、左の尾八重川沿いへハンドルを切る。
ナビ通り!
しかし、この道は合っているのですが、正に林道で、離合はほぼ無理な程狭い。うねうねしてるので対向車が来るかどうかも分からない。でも、事業団も種雄牛積んだトラックでここを通って避難したんだーっと信じて突き進んでいくと、尾八重集落を抜けていくと、なぜか大きな道に出る?。
あのトンネルを出た後の看板の南郷へ向かうのがココへ来るようです。ひむか神話街道と言うらしいw
これもナビ通り。近道を教えてくれたらしい。

この大きな道の所に、眺望館という看板が見え、無事到着。

広々とした場所に、眺望館という建物の前に、仮設のような建物がシートで密閉されて建っていました。これが緊急避難施設牛舎です。その横には堆肥舎らしきもの。手前には車両の消毒槽らしきものがあり、採石が埋めてありました。

そして、そのずーーーっと奥に、ポツンと白い柱のようなもの。
これが、忠富士のお墓でした。

お花が供えられていました。ここ最近、西都の女性部の方々が向かったとの話を西米良センターの方に聞いていた。
まわりはこんもりと、広い範囲で盛り土をしてある感じで、草が刈ってありました。この夏に関係者で草刈りをしたそうです。年に一回はしているらしい。
その盛り土に、発掘を禁止する家畜保健衛生所の告知看板が、立ててありました。

何とも言えない静けさが印象的で、広い空間と遠い山々、風と草がこすれる音、うすく流れる雲、白い墓標、そして「忠富士号 この地に眠る」の字。

いろいろなものが、通り過ぎていきました。
いろいろなものが・・・


場所(GoogleMap)>忠富士の墓


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お花が供えられていました。
私有地とお聞きしたので、私はあえて何も持っていかず、残しませんでした。


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告知、発掘禁止。


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忠富士が、いつも見ている風景。


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緊急避難施設牛舎と消毒槽。


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完全密封された牛舎。ここにいたんだね。


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眺望館。


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眺望館のサルとフクロウ。


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トンネルを過ぎるとこの看板。そりゃ尾八重に行くでしょ。正解は南郷へ。


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左は、下の動画の通り。



ラリーみたい。



こういうのはどうか、と思ったけど、写真では残せないものもあると思って。

2016年12月 6日 (火)

宮崎県家畜改良事業団 西米良種雄牛センターへ

地元三股町の和牛部会の研修会で、宮崎県家畜改良事業団西米良種雄牛センターへ行きました。

口蹄疫後、分散管理となった宮崎県の種雄牛は、元の高鍋種雄牛センターと、新たに建設されたこの西米良種雄牛センターに分かれました。
その新たな種雄牛の牛舎を是非見に行こうということで、今回の見学研修となりました。

※断っておきますが、内部の見学は高鍋も、ここ西米良も完全ダメです。

周辺家畜が少ないことや、交通アクセスが確保できる、等の要件を満たす数十カ所の候補地の中から選定されたようです。
まわりは全く何もなく、草と木が生い茂る山ばっかりの地です。アクセスを確保できると言っても、向かった道路はがけ崩れの補修が行われていたり、落石注意と書かれた看板を過ぎると、ホントに落石がここそこにコロがってたりと、正に山奥の地に築いた種雄牛センターでした。スマホのナビを頼りに向かいましたが、ホントにこの道でいいの?とナビに聞くと、行け行けドンドン!と指図するので半信半疑で走らせると、ナビ通りでした。

因みに、この場所は携帯の電波は届かない可能性があります。softbankは無理でした。

着くと、そこだけは山の中に立つお城のようでした。最新設備で覆われて、中に入れる気配はありません。なので、見れないことを条件で事前にお願いし、外で説明を受けることにしました。
現在は20頭もの種雄牛がここでは管理されていて、採精もここで行われるそうです。
他に衛生管理や入退場、搬入搬出等の動線も決められており、完璧な管理がなされてることを実感しました。
以前は種雄牛を間近に目にすることができ、その堂々とした佇まいにワクワクしたものですが、そんなことは遠い昔の話になってしまいました。
種雄牛を生産しても、見れるのは6カ月ほどまでで、あとは写真や動画とストローぐらい。
実に残念ですね。

ですが、こうやって大事に丁寧に安全に管理されてるかと思うと、安心しました。

もう二度と、あのような事にならないよう、願うばかりです。

場所(GoogleMap)>宮崎県家畜改良事業団西米良種雄牛センター

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白い建物が牛舎棟。管理棟や飼料庫などが見えます。

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フェンスで覆われ、消毒の施設が見えます。

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外観


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「忘れない、そして前へ」宮崎牛

2016年12月 3日 (土)

「丸宮照」を使うということ。

丸宮照を、いま使うべきだと思うんだけど。

丸宮照は、宮崎県家畜改良事業団がH23年に兵庫県種雄牛育成組合より購入してきた牛で、正真正銘の但馬牛。
宮崎県種雄牛案内

牛wiki「丸宮照」

試験交配で忠富士に付けて生まれた子がかなり良かった。
検定成績の6番がこの子です。

なので、種の余りを探してもらって美穂国に付けて生まれたのが「しゅしゅ」。これまた伸びがあり増体もまあまあ良かったので、繁殖母牛として保留した。

しゅしゅは、血統では
丸宮照×美穂国×福桜×上福
登録時、18カ月で体高132cm、体長156.4cm、520kg、栄養度6。
点数が、82.0 といい感じ。

初産の種付けを「秀菊安」にして、3月14日に産まれたのが40kg程のオス。
生まれてすぐから飲んで食ってグイグイ大きくなって、9カ月となる12月にはセリに出すんですが、既に300kgは優に超えてます。
血統を書くと、秀菊安×丸宮照×美穂国×福桜と
小柄で虚弱で今頃ビービーいってそうですが、全く逆です。
増体よく、よく食べ、病気せず、ものおじしないたくましい子になってます。

なんでかな?

宮崎も色々と血を混ぜて種雄牛を造成してきたけど、やはりもう血縁が血縁を呼んで近くなりすぎてるのかなという気がしないでもないです。
丸宮照も、遡れば血縁ではあるけど、かなーーりの遠縁。
美穂国との相性、そして、秀菊安との相性をみれば、どちらも良縁だったのかなと思います。
なにか、遺伝子が「待ってました!」と、喜んでるような気がしますね。

でも、どの市場でも使われないですね。子牛を見たことが無いです。
理由は、検定成績が目立った成績ではなかったことは言うまでもありません。
今現在、人気のある種雄牛はどれも検定成績が目立ってよかったことと、忠富士、安福久がかかっていることが大きな理由です。
ま、これもお金がかかっているので、人気は必要条件でしょう。

ですが、丸宮照が使われない大きな理由は、「地元」を持っていないことです。
各市場ごとに育種組合があり種雄牛造成しているので、市場には「地元」で造成された種雄牛を推しますね。
過去から、造成した育種組合のある市場が、その種の優先使用が決められており、その影響が今も。
当然、兵庫県から来た丸宮照は、どこにも属していないので、どこも推す気配がない。農家も授精師もJAも知らないので、種が出回ることもない。
実に残念ですね。

県事業団の導入した意図を考えると、いま直ぐに経営にプラスになるとか、高値で売れるとか、品評会とか、目立った効果が表れるとは思わないけど、ジワジワと効果は出てくることと思っています。

牛を、更にはその遺伝子を、もっと活き活きとさせたいですねw。

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丸宮照の「しゅしゅ」はいつも元気にはしゃぎまくる。お腹は次は秀正実で。

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「旨」くん、秀菊安×丸宮照だけど病気もしない300kgを超える増体。12月セリ。


2016年8月20日 (土)

「弓」の種牛への道ならず。そして「こよみ」も育種卒業。

6月に種雄牛候補の検査を受けた「弓」でしたが、残念ながら不合格と知らせが届きました。

7月のいつだったかは忘れましたが(ショックでw)、JAの担当者からこっそりと結果だけ伝えられました。細かい内容を聞いておく、と言ってくれましたが、相対的な比較評価も加味されるので、イイのがいれば引き下がるのみです。
その分、「弓」よりも市場性のある種雄牛候補がいるということですので、そちらに期待したいですね。
ここで、年間23頭という候補牛の壁がありますので、やはり難しいです。

「弓」はというと、もう先日去勢し11月のセリ予定です。2.3σでしたのでモリモリ食べて現在増幅中です。

それはさておき、遅れ気味だった育種組合の総会が8月9日に開催されましたが、今回の基礎牛名簿から、「このみ」は外れることになりました。
これまた残念です。

在籍期間は3年だったかな?その間、候補牛が3頭立て続けにオスで、2頭検査で不合格で、1頭は病死でした。今回が3度目の正直と思っていましたけどね。でも、基礎牛の期間、オスを連ちゃんしてくれる我が家の牛たちはエライですね。

名簿上は50頭で、今回約17頭入れ替わりますので、4~5年で総入れ替えになるので妥当なところでしょう。ですが、今回の名簿をよくよく見てみると、育種価のレベルの高さに圧倒しました。数年前3.0を超えるものは1~2頭だったと思いますが、今ではゴロゴロしてます。
「このみ」が押し出され、卒業を迎えるのは必然かなと思った次第です。

というより、数年後の宮崎の種雄牛レベルはもちろん、メス牛も今より更に数段上がるのではないかなという予感がしました。鞍之国、清福久、梅福久、真華盛と明らかに違うステージに移った感があります。そしてあの鳥取県の「ふくふく」も宮崎高千穂出身のメス牛。
今回の都城の基礎牛名簿が高くなっているということは、他地区でも同じ現象でしょうし、そして更には、その名簿から外れた高能力なメス牛が、ゴロゴロしていることを裏付けるのではないかなと。
この前誰かが、「役者が揃ってきた!」と表現したけど、まさしくその通りな気がしますね。

牛の能力で人も入ったり去ったりしていく育種組合ですが、その場で都城でも牛づくりに評価が高いOさんに、「早く帰ってきてね」と言ってもらえたことは印象深かったですね。
がんばろと思いました。

因みに、「このみ」には指定で耕富士が着けてあります。この産子まで候補牛として追いかけるのだったと思いますが、一応とりあえずたぶん恐らく無いだろうと思いますけど、僅かに期待しておこうと思います。平成29年(肉の年)の1月予定です。

2016年7月11日 (月)

「梅福久」の後代検定

2016.7.7に、都城産の「梅福久」の現場後代検定が発表されました。

成績は県内トップで、一気に宮崎牛の能力を引き上げる種雄牛の誕生です。

(詳細成績は宮崎県家畜改良事業団HPにて
 PDF資料はコチラから)

肉質を表すBMS値が 8.4

枝肉重量が 515.6kg

ロース芯面積が 74.1cm2

バラの厚さが 8.0cm

皮下脂肪厚が 2.1cm

歩留基準値も 76.0

A4・A5率は 100%

内 A5は 58%

とかなり高い能力です。

現在、市場で高値で取引されているのに「美穂国」がいますが、2008年に県内トップの成績と新聞に掲載されて関係者を驚かせました。
今回の「梅福久」はそれをはるかに凌ぐ成績を叩き出してくれました。

生産者はもとより、関係者の方々感謝申し上げます。

血統的には、

梅福6×福之国×隆桜×和朝 

と、美福10から繋いできた気高系統の梅福6を父に、肉質に定評の福之国を父に持つ母牛からなっています。よく見ると、「きよふく」の血は良く絡んでいますが、安平を絡まない血統構成になっています。どうしても安平の濃い宮崎の母牛群にとって、血の偏りを緩和し、また新たな能力を引き出してくれそうな期待のできる種雄牛となっていますね。

これを機に、県内で広く供用され、宮崎牛の魅力を掘り起こしてほしいなと思うところです。

(それから)
是非、宮崎日日新聞さんにおかれましては、今回の成績を新聞に大きく載せて頂きたいなと思います。宮日さんの情報伝達能力と信頼性は、やはり県内ではトップに値しますので。

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詳細資料は、宮崎県家畜改良事業団HPにて



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これは、過去に美穂国が県内最高を叩き出した時の記事。
枝重:490.4 ロース芯:65.1 バラ厚:8.3 皮下脂肪厚:2.7 歩留基準値74.8 BMS:7.4 上物率:100 

2016年6月16日 (木)

「弓」の種牛への道1

なんか久々です、種牛候補の巡回を受けるの。
昨年、候補の予定だった子を死なせてしまったので、なんとかここまで来れて、再スタートが切れた感じがします。

6月14日検査を受けるのは「弓」で、「このみ」の子。

H28年2月17日生、約4カ月齢、8産目。

血統は、勝平正×勝忠平×紋次郎×平茂勝。

かなーり人懐っこい子で、何されてもイイみたいな、ドーンとした子です。

今回も、JAと宮崎県家畜改良事業団とで検査されていました。
登録協会は今回はいらっしゃらなかったですね。

いつも通り、体高、胸囲、腹囲を測尺し、体型、被毛、皮膚、お乳、口の中、等を検査されました。測尺結果は、

前高102.2、後高101.4、胸囲120、腹囲137

成長度は2.3σで、なかなかいい感じかなと思いますね。

エサもよく食べていてお腹の調子もいいみたいです。
栄養状態もいいと思うのですが、まだ真っ茶っ茶ですね。
今日の結果は後日知らされると思います。
この後離乳で体調を崩さないようにしないといけないと思っています。

なんとかこの勝忠平母体で、種雄牛を誕生させたいなぁと思いますね。
次もお腹にもう入っていますけど、同じように元気なオスが産まれてくるとは限らないですからね。
種牛造りも、一期一会ですから。
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今回は2人で検査。弓はなされるがままに立ってます。
最近は感情の起伏が無いので、「ぽやん」と言われています。(私から)


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茶色いっすね~、まだらだし。


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意外としっかりしてます。


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腹づくりはこれから。順調ですね。


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ハイ、検査中もいい子でした。

2016年2月18日 (木)

このみ の出産 再び種牛の道へ~2016

2月17日、「このみ」が待望のオスを産んでくれました。
昨年成し得なかった、「このみ」の種牛への道をスタートできます。

このみ も3回目の種牛への道ですが、1回目は検査で落ち、2回目の昨年は亡くしてしまい、今回どうなるかと心配していましたが、無事オスを産んでくれました。ひょっとするとメスかもと、覚悟はしていましたが、基礎牛になって3連ちゃんオスです。正直スゴスギW

でも、お産はすんなりいかず、獣医対応でした。
陣痛を確認したのは午後2時、1次破水は7時と待った上、袋はそれから1時間後の8時に出て、それから9時になっても足も出てこないと不穏な感じ。捻転ではないにしても、想定されることを考えると、子と母体を考えると自力には限界があるので、即電話。
来て貰った獣医曰く、中で回ってて且つ大きいので産道に乗らなかったもよう。頭と足とを滑車で引っ張ってどろ~んと出てきてくれました。全然いきまないので心配しましたが、産道も十分開いていたようで、結果して安産でした。

速攻で確認すると、付いてました~タマタマ。そして、その出てきた子の大きさに、ビビりました。大きいというより巨大です。見た瞬間に50kgって思いました。いや、それ以上かもです。

血統は
勝平正×勝忠平×紋次郎×平茂勝 

基礎牛としての指定は忠富士でしたが、種付けの時あまり状態が良くなく、忠富士を使うのを躊躇して、第2指定の勝平正にしたのでした。その時既に、忠富士後継の新規種雄牛が名乗りを上げていて、逆に勝平正がいない上に地元でもあることも後押ししての勝平正でした。
結果して、忠富士後継が乱立するところへ、勝平正で攻勢をかけるのも面白いし、勝忠平母体というのも目を引くのかなと期待をしているところです。

何にしても、元気に育てることに専念し、種牛の道を少しでも続けられるようにしたいですね。そして直接検定に送り込みたい子です。

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袋は出てても全然いきみません><
でも、スゴイお腹してます。


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人懐っこいです。ボーっとしてるとも言いますが。


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ガッチリしてます。


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お乳もしっかり飲めるようです。


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足長ですね。

2016年1月18日 (月)

たかもり の出産2016

たかもり の出産でした。
無事、元気なオス。まだ、種牛を造るってか!?

H12年生まれの たかもり ですが、1月17日の明け方に無事産んでくれました。高齢出産ですねー。今回で産歴は14産、間に採卵しているのを考慮しても大したものです。今年は7月で16歳になりますね。

お産はさすがにベテランだけあって、前産の時もそうだったのですが、一気産みってやつで、産道に乗ったらすぐに自力で産んでくれました。何か産むコツみたいなのがあるかのようです。でも、今回心配していたのは、お腹の膨らみが尋常じゃなかったので、もしや双子とか良からぬ事故とか頭をよぎりましたが、そのまま落ち着きました。子も元気ですぐに立って、1時間後にはゴクゴクやってました。やはり安産なのは楽ですね。皆がこんなであってほしい。

今回産まれた子は、50kg程のオスでした。こんなの我が家では見たことが無いです。そんなに頑張って大きくしてお産をきつくしなくてもいいのに、と思いつつ有りがたいですね。高齢になるにつれ小さくなるのかな?とずーと思っていたのですが、年齢と産子の大きさには関係は無いのですかね。
血統は、勝平正×安福165の9×紋次郎×糸光◆
たかもり と やすみ さんとのタッグですね。いつかやりたいと思っていましたが、希望がかないました。

さあ、今後どーしようかなw~(のーぷらん)

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産んだ直後だけど、後ろ足の具合とか見てると、まだ違和感があるような様子がうかがえて、ちょっとドキドキしてました。何もなかったけど。ちょっと肥えてるのはご愛敬w


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いい顔つきです。人懐っこいです。ちょっと前ひざが、まだうまく動いてくれません。
耳ちっちゃい。


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元気に走り回ってます。

2015年12月10日 (木)

安平王の後代検定の結果が出ました。

安平王の後代検定の結果を見に、ミヤチク高崎工場へ行ってきました。

去勢12頭
枝重469.6kg、ロース芯64.3cm2、バラ厚さ7.5cm、皮下脂肪厚2.2cm、歩留基準値74.8、BMS6.0、という結果でした。
等級別でみると、A5-2、A4-9、A3-1で、A4・5率で91.7%と高い数字となりました。

詳しい結果は、牛wiki に載せたいと思います。(いましばしお待ちを)

牛wiki-安平王

宮崎県家畜改良事業団HPに正確な結果が出ています。

安平王後代検定結果

全体として、個々の数字からはややおとなしい結果となりました。
枝重やロース芯、バラ厚等は量に影響するとこですので、もうひと声数字がほしいところでだと思います。

ですが、血統的に見て、4代祖まで但馬で固定されていることを考えると、なかなか健闘しているのではないかなと思われます。歩留基準値もかなり高い数字に留まっていることと皮下脂肪値を見ると、無駄の少ないまとまった枝ではないかなと思います。

そして、気になる肉質としてみると、BMSは平均6.0ですが、上から並べてみると、
(9、8、7、7、6、6、5、5、5、5、5、4)で、飛びぬけてるものが少なく、平均的にまとまった結果が出ているものと思います。モモ抜けも総じてよく出ていると感じました。

口蹄疫以降、間接検定で結果を見てきましたが、今回の安平王から元の現場後代検定に戻りました。大変注目される結果だったのですが、幸先よく、とまではいきませんでしたが、実際現場で交配される種雄牛としては、そん色無く、よく安定した結果が確認できたのではないかなと思いました。
この後、メスの結果や、一般出荷の結果が3月頃までに出揃ってくるので、今後に期待したいと思います。

今回、試験交配から出産、育成し、肥育、と、各場面において、安平王の検定結果の為にご協力いただいた繁殖・肥育農家さん、事業団さん、JAその他関係者の皆さん、ありがとうございました。

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2015年11月 6日 (金)

安平王初上場!11月都城セリ市。

永い道のりですね。やっと、安平王をセリ市に出す日がやってきました。

種の供用が始まってから、直ぐには種付けできない日が一月程あり、もどかしい思いをしてやっと付けた種。都城セリ市には最初に上場したい、と思っていたので、やや出遅れたかなという気持ちでいました。それでも無事受胎してくれて、無事産まれ、これまで順調に育ってくれました。
そして、11月セリの名簿を見てみると、メス3、去勢5、計8頭もの安平王産子が初上場する模様で、その内のメス1頭に並ぶことができました。なんとか間に合ったようで、うれしさと楽しみでいっぱいです。

我が家のは早期出荷でもありやや小さめか、平均には届かないかと思いますが、もうそんなことは関係ないですね。元気な子を出せることに主眼を置いていたので、気にせず出したいと思います。
他の方の産子も気になって見に行くことでしょうね。楽しみです。
安平王を評価してもらって、種付けしてくださった農家の方々大変感謝しております。ありがとうございます。是非ともいいお値段でのセリでお願いしたいところです。

因みに、上場内訳ですが、
都城セリ市、11月14日~16日の3日間開催。

(初日 14日)上場無し
(2日目15日)6頭上場
   メス : 50番、安平王×安平×福茂×隆美
   去勢 : 45番、安平王×勝平正×福桜×紋次郎
   去勢 : 92番、安平王×勝平正×上福×隆桜
   去勢 :180番、安平王×福之国×忠富士×安平
   去勢 :205番、安平王×福桜×糸秀×隆美
   去勢 :331番、安平王×福之国×安平×福桜
(3日目16日)2頭上場
   メス : 23番、安平王×福之国×安平×糸秀 「ふれあ」
   メス : 51番、安平王×福之国×百合茂×紋次郎

・・・しつこいですかね。
我が家は3日目の23番の「ふれあ」で出場します。ゆうこの6産目、日齢275で早期出荷です。

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11月初上場8頭です。


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3日目23番「ふれあ」日齢275早期出荷です。体型はいいですが、やや小ぶり。


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ココにも安平王、載せてもらっています。

体型的にも、血統的にも巨大児ということは少ないと思いますので、初産に向くものと思います。
安平の血を引きつつ、母方は安福久(安福165の9×紋次郎×糸光◆)と同じで全く異なる系統をしていますので、これからの母牛には付けやすいのではないかなと思います。
気高系、糸桜系に偏った母牛に、純但馬の本牛の出番があるものと期待しています。
よろしくお願いします。

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