カテゴリー「BLV(牛白血病)」の31件の記事

2022年1月20日 (木)

かぼす のセリ市

1月度のセリ市に「かぼす」の上場。

「かぼす」
血統は、勝美利×勝忠平×紋次郎×平茂勝
体高113、胸囲145、体重239kg、日齢278日で
セリ値465千円でご購買頂きました。
地元の肥育農家さん、大変ありがとうございました。

今回も無事出荷することが出来ました。
令和4年最初のセリなので病気も無く良かったです。
日齢もそこそこなので体重も乗ってないので平均以下ではありますが、それなりなのかなと思います。

今回の特筆すべきは「次世代メス牛」の額章を付けてるってことです。
BLの検査をし陰性であることを証明するものを付けてるってことで、先月からですがBL清浄化がようやくスタートしました。
位置づけは、メスの希望者のみとなっていますので、セリ名簿を見る通り約4…3割?ってとこでしょうか。
都城が県では最後なんですかね。それでもここまでこぎ着けたことはうれしい限りです。
今後、広まってくれれば、繁殖雌牛の生産基地として大きな後ろ盾を持つことになるので、生産者も購買者も自信をもって
セリ出来るホントの意味の清浄化市場が成り立つことと思います。
そして、これを機に他県へも波及していってほしいと思います。
目標は当然「和牛の日本国内BL清浄化」です。
持続可能な和牛生産、BLフリー牛肉を確立していってほしいと思います。

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2021年7月10日 (土)

都城地区もBL(牛伝染性リンパ腫)清浄化に取り組みます。

都城地区も生産農家においてBL清浄化へ動くことになりました。

大きな柱は2つ。
1、令和3年12月セリ市出荷するメス牛より陰性牛「タグ」表示する。

2、支所品評会、及び郡市和牛共進会に出品できるのは陰性牛のみ。

これは大きな一歩となります。
繁殖メス牛として導入するにあたり、不治の病であるBLに感染していないことは、
導入農場の清浄化は元より、他の牛に感染を広げ経済性を低下させる要因を無くすことで、
経営の持続性を担保できます。

このことは、畜産という産業から見れば小さなことかもしれませんが、国連が提唱する
「持続可能な開発目標(SDGs)」ともリンクする取り組みです。

  8、 働きがいも、経済成長も
  9、 産業と技術革新の基盤を作ろう
  12、つくる責任、つかう責任

この3つの目標に該当すると思います。

ここで増え続けるBLV感染牛及び発症牛を抑え込むことは、今後10年後・20年後を見すえた時に、
和牛生産の持続可能な産業としての大きな転換点になることと思います。

スケジュール:

12月セリ上場分から陰性タグ表示。
検査はその2か月前に実施。
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その他具体的内容:

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目的に農場の全頭検査による農場清浄化までは謳ってない。
あくまで個々の農場のことはそれぞれで対応することなので仕方がないが、もう一押し入れてほしかった。
今回の対応は市場清浄化となる。

 

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セリの2か月前に、希望する農家がメス牛のみ検査する。


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BL検査で陰性だったものが、支所品評会へ出場し、そして郡市共進会へも出場できる。
当然、郡品で優等に入賞すれば県からの補助金が付くことになる。
そのことからも、BL陰性は今までも絶対条件であったはずである。


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陰性牛は「タグ」付け、名簿への明示が為さられ、電光掲示板へも表示されることと思う。

陽性牛と未検査牛と去勢牛は今まで通りセリを行う。
ここでは、希望する農家は母牛の全頭検査を実施とされているが、陰性牛でも全頭検査すべきと思う。


といった内容で、タグの名称や、セリ場のオペレーション、陽性母牛の扱いなど、課題も多い。
今後検討が進む中で、適宜決めていってほしいと思います。

併せて波及する効果として、登録検査時の登録牛が全て陰性牛ばかりになるということ。
但し、検査を受けない牛も中にはいることとなるが、自ずと未検査牛がアウェイになることは必至である。
登録検査は生産農家が必ず通る道。
ここでの牛が集合することでの感染のリスクが低減されることは大きな効果ですね。

今回、強調されていたのは、検査後の情報の管理、についてだった。
当然、農場の清浄化へは長い道のりになるところもあるし、市場での値段への影響もあるので、
JAでは管理を一人に絞るとしていた。
確かに必要なことだと思う。
だが、逆を言えば自らの意思で農場の清浄化へ取り組み清浄化を達成している農場は、積極的に公表してほしい。
こんなことを言うと、優遇してるとか、自分たちだけ卑怯だ、とかあらゆる声が届くのだと思うけど、
良きことを、リスクを先取して実践しているところは、むしろ差別化して伸ばしていくことのほうが
事業を進める上では健全なことだと思う。
質問では出さなかったけど、是非検討してもらいたい。


それに関連し、説明会に家畜保健衛生所の方も同席されていたので説明会後に伺ってみた。
BLも農場の清浄化を達成した農家には何らかの証明を発行してほしいと。
口蹄疫で終息後数か月経つと、OIE(国際獣疫事務局 )から清浄国のステータスを認証してもらい、
その後の和牛肉の輸出に大いに役立った。
ステータスの認証には、その国が清浄国ですよ、という現在の位置づけと、もう一つに、そのステータス状態を
維持する強い圧力になる。
今後BLの清浄化が進むと、それを維持することが課題になることが目に見えてくる。
県内全市場がBL清浄化に向けて足並みがそろった今、宮崎でBL清浄化ステータスを構築してはどうか、
と提案してみた。
これができるのは第三者である県の、それも家畜保健衛生所でないと構築でないので、これで満足せず
更にアクセルを踏んでもらいたいなと思います。


ということで、とりあえず「市場清浄化」へと進むことになるようですが、各々で「農場清浄化」へ向けて
取り組んでほしいなと思います。
検査料を補助してほしいなど、目先のケチ臭いことを言ってる人はほっといて、できる方から頑張ってほしいと思います。
必ず自分に返ってきますので。



 

 

 

2021年5月17日 (月)

町 のセリ市

5月度のセリ市に「町」上場。

「町」
血統は、秀百合久×安秀165×安福165の9×紋次郎
体高124、胸囲154、体重299kg、日齢266日で
セリ値769千円と、とても高値でご購買頂きました。
地元都城の肥育農家さん、大変ありがとうございました。

日齢の割に増体もよく血統からくるイメージを超えてきてるなというイメージ。
ムダな肉も着いて無くすっきりな感じ、とは言いつつも幅が出てないのがちと残念。
肥育農家さんところで頑張ってもらいたいところです。

BLフリーでモネンシンフリーです。

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ところで、都城でもBL対策の話がちらほら聞こえてくるようになりました。
やっとですね。
南那珂、延岡市場で、既に対策実施されていることを考えるとホントに動きが悪いですね。
そんなことを言ってても仕方が無いので、速やかな実施につなげてもらいたいと思います。
これで、年内には「宮崎BLオールフリー市場」になることに期待です。

農業新聞 5/12

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2020年4月 1日 (水)

BLV(牛白血病)全頭検査し陰性を再確認。

3月5日に全頭検査し、全頭陰性の結果が出ました。

 

前回、全頭検査して以降、個別に検査を受けてきましたが、今回改めて全頭検査を実施しました。

前回と言ってもH29年1月ですので、3年経ってしまいました。

清浄化農場の維持確認のペースについて家畜保健衛生所に確認すると、2年程度がいいのではとのことでした。

まあ、この間色々ありましたので今回全頭検査に踏み切りました。

もちろん、この冬季に検査するのには意味がありますよね。

ということで、共済にBL検査の旨連絡し、今回再検査のメンテナンスであることを伝え、日程を調整。

後日、採血日を調整し決定。この間、家畜保健衛生所と共済が調整。

そして3月5日に採血し、自ら家畜保健衛生所へ持参し依頼。

後日、直接報告するとのことであったので、住所と連絡先を伝えた。

前回の時は、初めての検査だったのでドキドキだったのですが、今回は自信があったので余裕の待ちでした。

時間がかかるとの説明でしたので数日後の考えでいましたが、電話連絡があったのが翌日で、

「全頭陰性でした。」とのあっさりした回答でした。ヨシッヤ!

てなことで、3年空きましたが、我が家の農場の清浄化が維持されました。

添付の写真にあるように、検査結果について(回答)書を3月31日の昨日、共済より無事手元に届きました。

(回答書が届くのに25日かかったのには訳が・・・。)

しっかり、外部との接触を断つことと、外部の牛と接触の可能性のある牛の個別検査を実施し、

メンテナンスしていく事をしていけば、清浄化の維持は可能であることが分かりました。

今後とも続けていきたいと思います。

何より、BLVに感染していない子牛を生産することで、肥育農家さんの肉牛生産に貢献し、そして

繁殖農家さんの子牛生産に寄与できるようしていきたい。

そして、より良く安心安全な牛肉を、消費者さんに提供できる基盤を造って行きたいと思います。

 

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2020年3月 4日 (水)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その10)。

2月21日登録検査当日。

 

8時過ぎ 現場着。

   計量後、他の牛達と離れた場所に繋留

   検査番号も、最終番号をもらう。

順次、測尺・鼻紋取り。

9時~  JAあいさつと近況説明、登録協会あいさつ。

9時15分 4班に分かれて事前検査。

     全頭引き出しの号令で、他の牛達は整列することになった。

     私が担当へ「後からだな!」と確認すると

     担当は「そうだ!」と回答。

    ※この場で、初めてBL対策が行われると決定した。

     よって、他の牛達とは別に繋留待機。

順次   事前検査終了後、点数の低そうな牛から順次呼ばれ、再度整列。

     点数の低い牛から順に点数を決定する。

     終わった牛から帰路へ。

     最高得点の牛の点数を決定し終了。

ここからBL対策検査

     我が家の牛2頭を引き出し整列。

     1頭ずつ検査し点数決定する。

     2頭順次決定し、終了帰路へ。

 

ただ、これだけのことです。

これでガイドラインに則った、「清浄化を達成した農場の清浄性の維持に努める」

ことが達成できると思います。

登録協会が実施する登録検査が、BL対策のセキュリティーホールとなり、そこが蟻の一穴として

清浄化農場を崩壊させ、更には清浄化を維持するモチベーションまでも奪うことになりかねません。

今回のBL対策は効果はありますが、万全ではありません。

皆で議論して、もっと完全な形での対策にしていってほしいと思います。

 

【今回結論に至ったBL対策】

BL対策(登録検査)

 ・12月~2月に限定して行なう。

 ・到着しだい測尺し、先行して検査する。又は、他の牛終了後、最後に検査する。

 ・検査終了後、直ちに退場する。

 

   *吸血昆虫の活動が最も少ない時期を選定。

   *繋ぎ場は、他の牛とは10m以上離す。

   *他の牛とは別に、先行して検査する。又は、最後に検査する。

   *なるべく、あいさつや話を排除する。

   *即座にその場を離れ、他の牛との共存時間を極力少なくする。

 

※留意する点として、登録検査には登録規定というものがあり、期限が決められています。

 「生後14ヶ月以上、30ヶ月未満」

なので、お産との兼ね合いを考えて、冬季の吸血昆虫の活動が少ない時期を考慮して受験した方がいいです。

また、産まれた子牛が生後6か月未満での子牛検査が期限となる為注意が必要です。

 

 

2020年3月 3日 (火)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その9)。

2月18日(検査3日前)にJA担当者と補助者で話した。

 

(JA担当)前回に話の出た「場所」の話は登録検査実務必携に明示があった。

   「公の場所で行い・・・」と明記されている。

   但し、集合して一斉に並んで検査とは書いていない。

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(JA補助)児湯地域は検査場所に来た牛から順に検査していく。

   終わればそのまま帰ることになる。

   比較審査ではないので出来るが、後が詰まってスムーズに進まないこともある。

(私)比較審査でなければ、並べて検査する必要はないはず。

   今月連れていき検査を受けることは決まっている。

   前回提示した条件はいかがか?

(JA担当)従来通りの検査となります。

   前回の提示内容は協議できていない。

(私)検査を受けることは決まっている。

   後は検査時のオペレーションのみ。

(JA担当)提示された条件のように、先に検査して終わらせて帰るのには、

   他の方からの反発をかう恐れがある。

   話はできていない。

(私)だったら、後にしてはどうか?

   他の牛達との物理的な距離があれば問題はない。

   但し、後になることで現場に留めおくことで時間はかかることになる。

   そのことで、BLの清浄化をすると登録検査は後回しになるという、悪いメッセージを他の方たちに与えてしまう。

   やはり、提示の条件のように、先に終わらせて先行して帰るほうが、

   後々のBL検査に踏み切る方へ利点として説明できる。

(JA担当)再度持ち帰って協議する。

 

 

2月20日(検査前日)JA担当者よりTEL。

(JA担当)やはり難しい。

   課長と相談したが、可も不可もないと。

(私)やると決めて、やりきったらどうなのか。

   後回しでもいいので、他の牛が検査終わってからの検査では。

   但し、後回しになって残っていることは、全体に説明してほしい。

(JA担当)難しい。

(私)他に相談する人はいないのか。

(JA担当)上司が判断していない。他の指導員ともこの件は話は出来ていない。

(私)当日、検査前にBL対応について自身が説明するだけでいいのでは。

   腹を決めてやるだけ。

   後回しでもいいので、やる方向で進めてほしい。

(JA担当)再度検討する。

 

2月20日(検査前日)その後、来所。

(JA担当)無理です。

   課長と相談した結果、「組織の人間だ!」と言われた。

   関係個所と合意形成が出来ていない。

(私)我々はこれまで防疫の話をしている。

   組織の話は関係なく意味がない。

(JA担当)最後にすると言うことだが、他の牛達が検査し帰った後に来て、

   そこから検査するのはどうか。

(私)運搬と引手の手伝いの段取りは出来ている。朝の受付時に連れてくる。

   そもそも、他の牛が帰ってからって、何時になるのか分からないし、その意味が分からない。

   それは、後に残る牛がいる事を他の方達に説明するのがイヤなだけではないのか。

   それに、検査後は多頭と高齢者宅に検査に行くのではないのか。

(JA担当)同じ空間(検査場)にいる事で、感染の恐れがあるのではないか。

(私)その為の10mの距離を確保するよう条件とした。

   ガイドラインでは物理的な距離を確保することが望ましい、としている。

   概ね5mとしているが、2倍の安全率で10mとした。

   同一空間でもこれだけあれば問題はない。

   後は現場のオペレーションの問題。

   自信を持って説明し、検査を動かせば大丈夫。

(JA担当)最後に回すことで調整する。

 

 

 

 

 

2020年3月 2日 (月)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その8)。

先日1月28日、JA課長と担当者と話をした。

 

(JA課長)今回の再度の要望書をJAのトップに伝えてある。

   そして、登録協会へも再要望が出てると説明した。

   登録協会は、前回同様に家保が回答している通り対策すれば問題ないので、

   従来通りの対応をする、と回答してきた。

(私)そもそも、集合検査する事とはどこに明記、取り決めされているのか。

(JA課長)はっきりしたことは言えないが、「公の場所で検査する・・・」

   と明記があった気がするので、確認する。

   但し、「集合」という言葉は無かったかもしれない。

   今回の要望のことを登録協会のK部長に確認したところ、その「公の場所で・・・」

   と決まっていると言っていた。

   再度確認してみる。

(私)県の防疫課から登録協会へ、今回の要望について聞いたときは、「年間6千頭検査してて

   手間・時間がない為」との理由を言われ断られたそうである。

   そんな話は登録協会は?

(JA課長)私には頭数による手間・時間の話は無かった。

(私)県はHPの「県民の声」にて「集合についてはリスクがある」とはっきり回答した。

   今後、共進会や登録検査についても調整してくることもありうる。

   その時には現場から、このような問題が出てることを上げてほしい。

(JA課長)支部ではなくもっと上位の機関での取り決めなのでそこでの対応となると思われる。

(私)JA都城のBL対策協議会のメンバーに登録協会が入っていないが何故か。

   元々、肉牛子牛生産するには、子牛登記も母牛の登録検査もあって初めて生産できる。

   登録協会がいてこそ肉牛生産できる。

   BL対策協議会に登録協会もメンバーとして入るべきである。

(JA課長)立ち上げ時、県からの指導は無かった。

   地域独自の対策の為、関係必要組織は全て入れたつもりである。

   JAが登録協会の支所の扱いも受けているので。

(私)それならば、「集合」の明記があるとの条件で、考えうる対策をしたい。

   本来なら自宅検査が物理的に隔離するので完璧だが、やむなくの対策を考えたい。

   以下を提示した。

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(JA課長)とりあえず持ち帰って確認したい。

   「はい、了解」とは言えない。

   和牛部会、JA内、登録協会等関係個所への説明・承諾もあるので。

(私)登録できる期限もあるので確認方よろしくお願いします。

(JA課長)「公の場所・・・」の確認も含めて持ち帰る。

 

2020年1月23日 (木)

BLV(牛白血病)県はリスクがあると認めています。

昨年末、令和元年12月に宮崎県のHPにある「県民の声」に、ある回答が掲載されました。

  「BL(牛白血病)対策について

これは、えびの市の和牛繁殖農家さんの提言に対し回答されたものです。

  「R1年12月期子牛競市 ~総括~

提言(抜粋)

 「共進会などを介してBLV(牛白血病ウイルス)が拡散する可能性がある。」

に対し回答(抜粋)

 「共進会やセリ市場などの家畜を集合させる行事につきましては、ご指摘のとおり、疾病の伝播に関して一定のリスクが存在しております。

と回答しています。

集合させる行事は、BLVの伝播に一定のリスクがあると判断しています。

これは恐らく、初めて行政機関が認めたケースではないかと思っています。

この判断に至るには、県の家畜防疫対策課防疫指導担当が、県内家畜保健衛生所の3所とも協議して

回答しているものと思われます。

ということは、昨年10月2~3日で小林市で行われた県畜産共進会も、各地区の郡の品評会も、

そして登録検査も同様に牛が集合する行事の為、県は感染のリスクがあることを承知の上

ということになります。

本当にこれが防疫というのでしょうか?

責任の所在はどこにあるのでしょうか?

損害を受けるのは農家なんですが。

 

じゃぁ、今後どうするのか?

全共もあるが関係機関と協議して・・・今度も無策で農家にリスクを負わせるのか?

 

以下、県民の声に掲載された「BL(牛白血病)対策について」のスクリーンショットです。

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2020年1月19日 (日)

牛白血病(BLV)登録検査を自宅検査へ(その7)。

今回再度の要望をした。

  (前回令和元年9月19日の県との電話で、再度要望をとの提案のため)

令和元年11月12日に

「BL清浄化した農場の自宅登録検査の再要望について」JAの畜産担当へと提出し説明した。


11月28日に回答があった。

(JA担当)

  要望には応えられないということだった。

(私)今回はどこで判断されたのか。

(JA担当)JA課長と畜産部長とで判断し留めた。

(私)では、もしも感染が判明した場合はJAが賠償するのか?

   登録検査の主催は登録協会なのに、登録事業の方針判断をJAがするのは筋違いではないのか?

   ならば、直接登録協会と話をしたいので繋いでほしい、と要望した。

 

年が明けて

令和2年1月6日にJA担当に催促をした。

(私)その後返事がないがいかがか?

(JA担当)説明はしましたが何もありません。

   ただ、年始のあいさつ時に、今年はBLに取り組むと説明があった。

(私)2月の登録が30カ月未満のリミットになる。

   また、その子牛も3月が生後6か月未満の期限になる。

   失効するつもりは無いので協議する旨伝えてほしい。

(JA担当)了解、伝える。

 

とし、現在に至る。ほぼ放置状態。

JAではなく農業協同組合の役割って何なのか疑問になる。

農業者が利益を上げるために農業者が出資して設立された組織のはず。

農協の「理念」をもう一度見直してほしい。

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2019年11月17日 (日)

BLV(牛白血病)あなたの県の現状をご存知ですか?

農水省のHPに「監視伝染病の現状報告」というページがあります。

  監視伝染病の現状報告 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/kansi_densen/kansi_densen.html

あらゆる伝染病のうち監視下に置かれている伝染病の報告が、毎月集計されて掲示されています。

BLも届出伝染病として集計がなされて報告されています。

記事の段階では9月が最新ですのでココに掲示しておきます。

それ以外や、過去の分についても集計されていますので、リンクを辿ってください。

因みに、この数字は和牛も乳牛も同一集計と思われます。

その上で、BLに注目して考えてみますと、この数字は発症して又は発症が確認されたものの数字です。

BL検査段階、と畜段階、様子がおかしいと獣医に診てもらっての段階、それぞれだと思います。

いずれにしても、この数字の後ろで多大な経営的損失が発生しているのが分かります。

9月までの累計で3,088頭の発症が確認されていて、前年同期よりはるかに上回っています。

あくまで参考ですが、1頭100万円とした場合、30億円もの損失被害が出ていることになります。

恐ろしい金額です。

では、この裏にはBLVに感染している牛がいるということになります。

発症率は5%以下と言われていますので、概ね6万頭は感染牛がいる事になりますね。

この事実いかがですか、自県の現状はいかがでしょうか?

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