カテゴリー「受精卵」の2件の記事

2018年4月26日 (木)

受精卵の採卵(みくの1×真華盛)

4月20日は 「みくの1」 の採卵日でした。
結果は上々期待以上でした。

結果から記しますと、

Aランク 7個(凍結)
Bランク 6個(凍結)
Cランク 6個(生移植用)
Dランク 4個(変成卵)
未授精 4個

となり、A・Bの13個を凍結できました。
なかなか採れにくいと評判でしたので、心配していましたが無事責任を果たせた感じです。

今回のドナーは、「みくの1」で血統は「華春福×百合茂×安糸福」
使用種雄牛は、「真華盛」で血統は「第1花国×福桜×紋次郎」です。
真華盛は検定でBMS9.3を叩き出した種雄牛です。
この受精卵での産子は、「真華盛×華春福×百合茂×安糸福」となり、期待できそうな面白い血統ですね。

そして、今回の採卵は三股町の受精卵協議会での採卵でして、3年で「華春福」を15頭の導入しての事業でした。
1頭当たりの導入補助があり、それ以外を農家の手出しで導入したものでした。
私の前に先行して導入されたところで、順次採卵をして、町内への受精卵の供給を行っていたのですが、聞こえてくるのは、「採れない」、「少ない」など、かなり難しいとの情報ばかり。需要に供給が全然追いついていない状態。
「華春福」は採れにくいんだ、という空気が流れていました。

そして我が家も初産を無事終え、初回発情を確認後、2回目の順調な発情兆候を確認し、採卵プログラムスタート。
昨年も「このみ」で個人採卵として採卵しましたが、注射を3日間で8回打つんですが、これが人も牛もストレスが溜ります。
ですが、今回のは1ショットという新しいもので、3回にまで減らせます。
効果は変らないと言う事でしたので、これはイイですね。

その後、明瞭な発情があり、2回種付け。
授精師さんも、「お!反応がいい!」と言う事を聞いて少し安心。
でも、まだまだ採れるまでは・・・

20日に農業共済に連れていき、帰宅して連絡待ち。
昼前に連絡が入り、「無事採れました」と上記のような結果でした。
これでやっと責任を達成しましたね。
そして、1個は無償で貰うことができました。報酬みたいなもので、20個凍結出来ていたら2個だったんですが、そこは無理でしたw

やはり、前評判が良くなかったんで、事前の準備には気を使いましたね。
実質、初産の分娩2カ月前よりも前からスタートさせてました。
ビタミン剤、カルシウム剤、ごま搾りかす等々、えさと運動には気を使いました。
昨年の成功体験がありましたので、その事例を元に組み直し、採卵日まで決めてました。
参考までに使用したのは、ディファゾール、アルギスタミナ、バイミルク、ごま絞り粕。
普通に手に入るものばかりですねw

それと、今回は同期化も試みました。
昨年の採卵時はCランクが無く、生移植が無く良かったね、で終わってたんですが、今回だけは「採れない」との評判でしたし、ひょっとするとCランクばかりとかなった場合、泣く泣く廃棄、となると残念ですので、もしもを考えての同期化でした。
と言いつつもやったことが無かったので聞いてみると、採卵牛と同じタイミングでシダー挿入からスタートし、発情誘起させるんですね。
数日遅れてのスタートでしたが何とか間に合い、いい発情でしたが、残念ながら黄体の形成が弱く、今回は断念しました。ここまでは順調だったんですが、ぽっちゃり系の「せいか」、もうひと押しでした。
でしたが、他の方で同期化をされてる方がおられ、2頭準備出来てると言う事でしたので、Cランクの6個中2個は生移植できたようです。
無駄にせず、セーフティーネットが働いて良かったですね。

ということで、初回の採卵は完了し、この後普通に種付けして2産目を出産させて、来年再度採卵です。
順調に種付けして止まればいいのですが、牛にとっては大仕事をした後なので不調をきたす場合があります。
昨年は「このみ」に3回目の種付けで何とか止まりました。
「みくの1」はまだまだ若いので種付けして来年へつなげたいところですね。


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採卵プログラムスタートです。
注射の数が少ないのはイイですね。


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激しい発情でしたのでどうだろうと思っていましたが、受精師さんが「お!」って。
他の華春福も診てきているので、これは反応がいいと言えたのでしょうね。


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採卵結果、計27個の卵が出たと言う事なので、ホントに反応良かったんだと思います。
血統的なものにもよるのかもしれないですね。そんな話も聞こえてきます。


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採卵後のみくの1、帰ってきた直後はフラフラでしたが、ひとしきり食べて休んだので、運動場では元気でした。


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元気でよかた。


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さて、同期化を試みた「せいか」でしたが、若干肥えてるので影響したのかも。
獣医に「肥えてる!」ってはっきり言われましたしw
まぁいい、次の時に何とかするし。

2017年5月30日 (火)

初めての受精卵の採卵(耕富士×このみ)

初めての受精卵の採卵に挑戦しました。

ドナーは「このみ(勝忠平×紋次郎×平茂勝)」で、

種付する種雄牛は耕富士(忠富士×福之国×安平)で、

結果は、
Aランク14個 (凍結)
Bランク 3個 (凍結)

Cランク 0個
Dランク 4個
未授精 1個
となり、A~Cは移植が可能で使えます。
通常、10個もできれば良好なのですが、17個も採卵ができすばらしい成績でした。

このみ、ありがとう。お疲れさまでした。


この「このみ」ですが、種雄牛を生産する「基礎雌牛」に認定されていました。
2産目の成績が良く、福之国の去勢で567kg、ロース芯74cm、BMS11と好成績で、
平成25年より認定を受け、指定交配を試みましたが、産まれた子は残念ながら検査をパスせず、
平成28年に認定解除となりました。

解除時に受胎している子は指定交配された子なので、もしオスなら候補牛として検査をうけるのですが、残念ながらメスでした。
宮崎の種雄牛造成の中で、勝忠平母体の種雄牛がいないので、是非とも上がってほしいと思っていましたが、なかなかうまくはいかないものですね。
しかし、全国的に見ても、勝忠平での種雄牛は少ないのにね。


ですが、
その産まれたメスは種雄牛が耕富士で、立派な体格をしていました。
このみの9産目ですが、体重が50kg程(推定)で産まれてきて、これなら生産母体に向くなぁと直感したのでした。
完全なる保留確定です。正直このみは、この9産目までずーっとオスばっかり産むものですから、後継牛ができなかったんです。
血統的にも、能力的にも後継牛が確保できたので、助かりました。


成績も優秀、血統的にもイイ、後継牛にも目途がたった。
こんなことで、この「このみ」の採卵に踏み切りました。

採卵には、過剰排卵処理やCIDR(腟内留置型黄体ホルモン製剤)、そして採卵と、かなりの負担をかけるので、予後不良といった事態を想定しなければならない。
後継牛は確保しておかないといけないんですよね。
ということで、今年目標としていた採卵は無事達成できました。
これは、実は予行練習の意味合いもありました。
昨年10月に導入した華春福は、町の受精卵事業の対象牛で、1産した後採卵の予定です。
初めての採卵でこの事業に臨むのは気が引けていたので、どこかで練習をしておきたかったんです。それが、丁度いいタイミングで、それも同じ4~5月頃の採卵でこのみができたのは計算どうりか偶然か。
どちらにせよ、今回得られたノウハウは来年の採卵に活かせるものと思います。

さぁ、後はこのみの受胎と、得られた卵の移植です。
このみは採卵後1カ月が経つところですが、未だ発情再起してません。ちょっと心配。

そして、移植はあさって6月1日に初回移植を予定してます。
移植の受胎率はこの近所で聞くのは3割といいます。
17個の移植をしても、5頭しか産まれないことになります。
これではこのみに申し訳ないので、なんとか100%に近づけるようにしないといけないですね。
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採卵プログラム、なかなか大変でした。このみも。


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無事17個も凍結できました。


Photo
1/31生まれの「れれ」、耕富士×このみ
現在3σを超えてる成長度合いです。
楽しみですねー
※非売品です。
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